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タキ10450形の形式解説 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
【概要】 3形式ある35トン積濃硝酸専用車のうち最初に製作された形式で、タキ7500形30トン車の拡大版。その後、保安対策による空容積見直しにより荷重を一割減トンして32トンとしたため、後継の新35トン車としてタキ29000形が誕生している。 【車歴】 昭和43〜49年に9ロット24両が日立・富士車両・川崎・三菱・日車・川崎宇都宮で製作された。 【外観と構造】 設計比重は1.45〜1.5でユーザーにより相違し、タンク容積も23.3〜24.1m3とまちまちである。 ■日立製 日産化学向の10450〜10453と住化向の10458〜10461の3ロット8両。外観・構造は同社製タキ7500形の発展形で、本形式の標準と言ってよい。10453と10461は後天的にキャノピー付に改造された。 ■富士車両製 10454〜10457の1ロット4両で宇部興産向。溢液用の樋が目立つ他は日立製に類似。 ■川崎・川崎宇都宮製 10462〜10464,10467〜10471の2ロット8両で日本化成(前者の落成時は日本水素時代)向。タンク踏板のステー数が多い点が特徴。10467以降はTR41E台車を装備。 ■三菱製前期 10465で旭化成向。後に台車をTR225に換装した。 ■日車製 10466で宇部興産向。前作の富士車両製の構造を踏襲した。 ■三菱製後期 10472,10473で旭化成向の増備。準保安対策車で、タンク直径は1,885mmと僅かに細くなった。BC間距離は6,100mmと300mm狭く、台車もTR41Eを装備する。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 10450〜10453 | S4304〜4305 | 日立 | 日産化学石油KK |
2 | 10455〜10457 | S4310〜4311 | 富士車両 | 宇部興産KK |
3 | 10458〜10460 | S4405 | 日立 | 住友化学工業KK |
4 | 10461 | S4512 | 日立 | 住友化学工業KK |
5 | 10462〜10464 | S4606 | 川崎 | 日本水素工業KK |
6 | 10465 | S4712 | 三菱 | 旭化成工業KK |
7 | 10466 | S4804 | 日車 | 宇部興産KK |
8 | 10467〜10471 | S4811〜4812 | 川崎宇都宮 | 日本水素工業KK |
9 | 10472,10473 | S4903 | 三菱 | 旭化成工業KK |