吉岡心平のマーク

タキ10450形10457

私有貨車

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タキ10400形
タキ10500形

 番号
解説

タキ10453
タキ10458

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特別編895
特別編897

積荷
●構造

入口


 タキ10457は、昭和43年11月富士車両製で、10454〜10457の4両ロットとして作られた。

 富士車両製の濃硝酸タンク車としてはタキ7500形7509に次ぐもので、7年振りの製作となっている。

 外観・構造は先行する日立製(日産化学向)を参考にしたものと思われるが、タンクと台枠の長さ

はこちらが僅かに長い。一方、従来の宇部興産が所有していた川崎製のタキ7500形との連続性は希薄である。

 所有者は宇部興産KK・常備駅は宇部港であった。昭和43年8月には他車と共に32トンに減トンされた。運用先は宮浦などで、同社の濃硝酸タンク車では最後まで残った一両だったが、平成10年11月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和43年11月
製造所   富士車両
設計比重  1.45
タンク容積  24.1m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 純アルミニウム
タンク板厚 胴板13mm・鏡板16mm
タンク直径 1,900mm
タンク長さ  9,092mm

●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       9,600mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD形積空
台車       TR41C→TR41DS
         (第二次台車改造)

タキ10450形10457の写真

【写真1896】 タキ10450形10457 昭和57年3月23日 宮浦駅にて P:吉岡心平


【特別編896】080621R4B。