吉岡心平のマーク

タキ10450形10453

私有貨車

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タキ10400形
タキ10500形

 番号
解説

タキ10450
タキ10457

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索引

特別編680
特別編682

積荷
●構造

入口


 タキ7500形濃硝酸タンク車のキャノピー追加改造は既に紹介したが、タキ10450形にも同様の改造車がある。タキ10453と10461がそれだが、両者は所有者が異なるため改造時期・外観が大きく相違するが、今回は日産グループに属するタキ10453を解説しよう。

 タキ10453は昭和43年日立製で10450〜10453の4両ロットで製作された。改造前の姿は弊サイトのタキ10450のページをご覧頂きたい。

 日産化学のキャノピー追加改造は、平成7〜8年にタキ7500形17両に実施されたが、32トン車である本形式では唯一本車だけが同様の改造を受けた。写真を提供頂いた浦田さんによれば、

本車は最終期の改造車のようだ。
 タンク体は純アルミニウム製で、寸法は直径1,900mm・長さ9,032mm、タンク受台は大型のものを4個備えていた。周囲に追加されたアルミ製のキャノピー形キセは、タキ7500形のものに酷似している。タンク踏板も同様に、従来の網製を廃し、板金製のものが新設されている。
 下廻りは従来のままで、台枠は平形で長さ9,400mm・BC間距離6,400mmであった。ブレーキはKSD形積空+両側、台車はTR41Cから第二次台車改造でTR41DSとなった。

 所有者は日産化学工業KK・常備駅は速星で、今なお現役で、タキ7500形や29100形と混用されているものと思われる。


●同一ロット タキ10450形10450 同一ロットで未改造車。


【特別編681】060622作成R4A、070621R4A2、080312リンク追加、081011R4BY、090201リンク追加。

タキ10450形10453の写真

【写真1681】 タキ10450形10453 富山貨物駅にて P:浦田慎

【浦田さんから貴重な写真を提供して頂きました】