エアスライドホッパ車のガイド

入口に戻る


■セメント専用車

●ホキ1初代

 22初代(特別編259) 昭和29年日車支店製、日車製エアスライドホッパ車の例。

 

●ホキ3100形 35トン積セメント専用

 昭和36〜40年に3100〜3249,3261〜70が製作された。
 3152(特別編143) 昭和38年東洋工機製で、相模鉄道厚木駅常備の車両。

 3237(第78週)    昭和39年若松製、同社製のエアスライドホッパ車は珍しい。

 

●ホキ3500形 30トン積セメント専用

 3780(特別編158) 東洋製エアスライドホッパ車の先輩形式、30トン積セメント専用車。

       


●ホキ5500形 50トン積セメント専用

 50系マンモスタンク車の向こうを張り、三菱が開発した3軸ボギー装備の50トン積セメント専用車。下回りの積空ブレーキや台車は50系の部品を転用。

5503(特別編3)
三菱製エアスライドは珍しい。

■化成品専用車
 いわゆる東洋工機製「ケミカルエアスライターズ」の面々である。
●ホキ3000形 35トン積アルミナ専用
ロット表
 
最初の5両は昭和38年までホキ4050形を名乗る。昭和33〜44年に東洋工機で8両製作されたエアスライドホッパ車。
3000
S3310東洋工機製で昭和電工KK向。落成時はホキ4050形4050。
3006(特別編654)
昭和44年東洋工機製で昭和電工KK向。後期形で構造が簡素化されている。

●ホキ4900形

ロット表

 30トン積ソーダ灰専用ホッパ車で、同専用種別では我国唯一の形式。
 最初の15両は昭和36〜37年に東洋工機でホキ4300形4300〜4314として製作後、昭和38年のホッパ車改番で本形式の4900〜4914となった。
 その後、昭和38〜43年に4915〜4930の16両が東洋工機で製作され、全部で31両となった。
 ホッパの形状により「台形」と「逆台形」の2グループに大別される。形式消滅は昭和53年7月であった。

4900
S3604東洋工機製で東洋曹達KK向。落成時はホキ4300形4300で「台形」のグループ。
4906
S3707東洋工機製で徳山曹達KK向。落成時はホキ4300形4306で「逆台形」の第一号車。
4926(特別編656)
昭和41年東洋工機製で徳山曹達KK向。「逆台形」の一員だが、構造が簡素となり屋根が深くなった。

●ホキ5000形
 30トン積リン酸ソーダ専用ホッパ車で、昭和35年に1ロット2両が東洋工機で製作された。積荷はトリポリリン酸ソーダの粉末で、洗剤の添加剤とされる。
 ホキ5100形と同一荷重・専用種別だが設計比重が0.75と大きく、外観は大きく異なる。形式消滅は昭和56年7月であった。
5001
S3506東洋工機製で燐化学工業KK向。

●ホキ5100形
ロット表
 30トン積リン酸ソーダ専用ホッパ車で、昭和35〜37年に3ロット9両が東洋工機で製作された。積荷はホキ5000形同様トリポリリン酸ソーダと言われる。
 ホキ5000形と同一専用種別だが設計比重が異なり、デッキのない長大な箱型車体が特徴。このためボギーホッパ車には珍しく側ブレーキを装備する。
5104
S3605東洋工機製で日本化学工業KK向。

●ホキ5800形
 30トン積塩化ビニル専用ホッパ車で昭和41年に1ロット4両がホキ5100形から東洋工機で改造された。
 洗剤の「無リン化」により余剰化したホキ5100形を塩ビパウダー輸送用に転用したもので、ホッパ内部を塩ビ板で被覆し、積込口を改造した。
5802
S4111東洋工機でホキ5100形5102を改造、電気化学工業KK向。

030823作成、031011ホキ3000、031208ホキ5104、040219ホキ5001、050512ホキ5802、060323ホキ3006・4926追加。