吉岡心平のマーク

ホキ5800形5802

私有貨車

 形式
索引

ホキ5700形
ホキ5900形

 番号
[ロット表]


 ページ
索引

特別編587
特別編589

●積荷
構造

入口


 ホッパ車は車体構造が積荷に合せて設計されるため、専用種別変更はタンク車と異なり例が少ない。今回は、その珍しい例の一つを紹介する。

 ホキ5800形は30トン積塩化ビニール専用車として、昭和41年11月に4両1ロットが、東洋工機でホキ5100形30トン積リン酸ソーダ専用車の5100〜03を種車として誕生した。

 ホキ5802は昭和41年11月東洋工機で、ホキ5102から改造された。

 改造では、種車の大型のエアスライド車体をそのまま流用し、純度保持のため内面を塩ビ板で被

覆した。設計比重は0.6と従来の0.5より重くなったが、改造車のため空容積増で対処した。
 また積込口は種車時代の四角から、円形のものに改造された。
 台枠以下は種車のままで、デッキが無いためホッパ車では珍しかった側ブレーキはそのまま引き継がれている。空気ブレーキはKD形、台車はTR41Cであった。

 改造時の所有者は電気化学工業KK・常備駅は青海であった。タキ12300,12400,そして20400形式と共に、青海駅から吹田操の脇にあったストックポイントへの塩ビパウダー輸送に使用されていたが、昭和60年12月に廃車となった。


●種車形式 ホキ5100形5104 昭和36年東洋工機製のリン酸ソーダ専用車。


ホキ5800形5802の写真

【写真1588】 ホキ5800形5802 日時不明 吹田操駅にて P:豊永泰太郎

【豊永さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編588】050512作成R4A、071120R4A2、080925R4BY、130501R4C。