吉岡心平のマーク

ホキ3100形3152

私有貨車

 形式
索引

キ3000形
ホキ3500形

 番号
[ロット表]

ホキ3119
ホキ3159

 ページ
索引

特別編142
特別編144

積荷
構造

入口


 大和市の阿部さんのリクエストは、相模鉄道厚木駅のセメントサイロに来ていたホキ3100形である。子供の頃にご覧になっていたとの事だ。

 駅によっては、専用線の分岐する場所によって経路が異なる場合がある。昔の川崎駅が良い例で、貨物扱所は東海道線の海側にあったが、明治製菓や東芝の専用線は南武線側から分岐していた。そこでこれらの専用線に出入りする貨車は、東海道線でなく、新鶴見操車場から南武線を経由して来なければならなかった。
 リクエストにある厚木駅も状況は似ており、小野田セメントのサイロは国鉄ではなく相模鉄道側にあった。このため常備駅標記には「相模鉄道厚木駅」とあり、保土ヶ谷から西横浜を経て相模鉄道線経由で運用されていた。

 閑話休題、ホキ3100形は昭和36〜40年に153両が製作された30トン積セメント専用車である。初期の48両はホキ4100形として落成後、昭和38年のホッパ車改番で現形式・番号となった。

 ホキ3152は昭和38年9月東洋製で、3148〜57からなる10両ロットの一員である。同社が得意としたエアスライドホッパ車の典型であった。阿部さんのメールには、ホッパ両端の傾斜部の形に2種類あったとあるが、例として写真143の2に昭和39年製のホキ3263を挙げておく。

 所有者は小野田セメントKK・常備駅は東藤原だったが、昭和40年6月に厚木に異動し、扇町の三井埠頭からのセメント輸送に使用されたが、貨物駅廃止の影響で、昭和62年1月に廃車となった。


●関連形式 タキ12200形12200(特別編55) 相模鉄道厚木の名物だったことのある車両。


【特別編143】020105作成、020130リンク追加、020224リンク追加、020827リンク追加、040312R4、050505
R4A、051106リンク追加・整理、070703R4A2、071206写真1143の2を特別編818に移動、081120R4BY。

ホキ3100形3152の写真

【写真1143】 ホキ3100形3152 昭和53年3月31日 相模鉄道厚木駅にて P:吉岡心平