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ホキ4900形4926

私有貨車

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ホキ4700形
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解説

ホキ4925

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特別編655
特別編657

●積荷
構造

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 いよいよ浪速貨物駅が廃止となる。今回は同駅名物だったホキ4900形のうち、「逆台形」グループの中でも後期に製作された車両を取り上げる。

 ホキ4900形は30トン積ソーダ灰専用車で、昭和36〜43年に東洋工機で27両が製作された。最初の15両は落成時から昭和38年の改番まではホキ4300形と称していた。

 ホキ4926は昭和41年12月東洋製で、4927との2両ロットである。

 ホッパ体形状はホキ4906以降が採用した「逆台形」で、上が広がったホッパ体はエアスライドホッパ車の中では珍しい存在である。

 中でも本車のように後期に製作された車両は、車体補強が簡素化され、ホッパの屋根が従来より深くなった。実容積は増加していないので、空容積を増して余裕を持たせたものと思われる。
 一方、積込口や通気口はこれまでと変わらず、直径500mmの円形取出口を5個持つ。
 台枠は平型で、ブレーキ装置はKD+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は徳山曹達KK・常備駅は大阪港駅常備であった。本形式では、登場時から同駅常備となった第一号車である。運用先は松尾寺の日本板硝子で、写真では車体側面に運用列車の表示が見える。比較的短命で、昭和52年11月に廃車となった。


ホキ4900形4926の写真

【写真1656】 ホキ4900形4926 昭和51年3月18日 浪速貨物駅にて P:吉岡心平


【特別編656】060323作成R4A、070923R4A2、080826R4BY、131102R4C。