吉岡心平のマーク

ホキ4900形4900

私有貨車

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ホキ4700形
ホキ5000形

 番号
解説


ホキ4906

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特別編1
特別編3

●積荷
構造

入口


 ホキ4900形は我国唯一のソーダ灰運搬用の貨車で、東洋工機が開発した「ケミカル・エアスライタース」の一員だ。

 ホキ4900形は30トン積ソーダ灰専用車で、昭和36〜43年に27両が東洋で製作された。なお最初の15両は、昭和38年7月のホッパ車改番まではホキ4300形と称していた。

 ホキ4900は昭和36年4月東洋製で、落成時はホキ4300〜4305の6両ロットであった。
 設計比重は0.86で、ホッパ容積は35m3である。ホキ3100形に似た台形車体で、横断面はW形であった。なお、これ以降のロットは車体が逆台形となり、外観は一変している。

 ホッパ内面は積荷の付着を防止するため、塩化ビニール板でライニングされていた。
 積込口は直径500mmの円形で、一列5個があった。ホッパ下部にある取出口は左右非対称なので、ホキ4900の写真には無く、ホキ4903の写真には写っている。またホキ4903の屋根上に見える小型のハッチは、荷役時の通気口で、公式側だけに設けられていた。
 台枠は平型で、ブレーキ装置や台車は標準的なものを採用していた。

 落成時の所有者は東洋曹達工業KK・常備駅は周防富田であった。一貫してガラスメーカーへの原料ソーダ灰輸送に使用されていたが、ホキ4900と4903は共に昭和51年9月に廃車となった。


【特別編2】001204作成、020130本文修正+リンク追加、030823ホキ4925を分割+題名変更、030827リンク変更、031213リンク追加、040121R4、050501R4A、060323リンク追加、070109ロット表R2追加、070628R4A2、
080821R4BY、090828ロット表を形式編40に移動。

ホキ4900形4900の写真

【写真1002の1】 ホキ4900形4900 昭和50年3月8日 周防富田駅にて P:吉岡心平

ホキ4900形4903の写真

【写真1002の2】 ホキ4900形4903 昭和49年8月12日 綾部駅にて P:遠藤文雄

【遠藤さんから貴重な写真を提供して頂きました】