吉岡心平のマーク

ホキ3100形3237

私有貨車

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キ3000形
ホキ3500形

 番号
[ロット表]

ホキ3211
ホキ3262

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第77週
第79週

積荷
構造

入口


 今回は東北開発が所有したホキ3100形を取り上げる。

 東北開発では、昭和37年から私有貨車を用いたセメントのばら積み輸送を開始した。貨車の発注先は川崎、新潟、東洋、若松などで、川崎製はタキ7300形、他社製はホキ3100形であった。

 ホキ3237は昭和39年9月若松製で、ホキ3233〜3242からなる10両ロットの一員である。若松製のエアスライドホッパ車はこのロットが唯一の存在で、珍品の一つと言って良いだろう。

 設計比重は1.1・ホッパ容積は31.9mであった。

 外観・構造は東洋工機製をモチーフとしたものだが、車端部は垂直となるなど細部には違いが見られる。ホッパ長さは8,000mmであった。
 荷役方式はエアスライド式で、車体中央の凹部にある角型のハッチは、操作用の空気導入口である。屋根上のハッチは積込口3個の間に空気抜口1個が配置されたタイプで、同社のタキ1900形やタキ7300形などでお馴染みのものだ。
 台枠長さは10,000mmで、ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は東北開発KK・常備駅は陸中松川であった。写真撮影時は、タキ1900・7300形などと混用されていた。落成から20年後の昭和59年8年、10両揃って廃車となった。


ホキ3100形3237の写真

【写真78】 ホキ3100形3237 昭和50年2月18日 福島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第14巻に「P00840」として収録されています。


【第78週】020224作成、020827リンク追加、051106リンク追加、071207本文修正+R4B、130404R4C。