吉岡心平のマーク

タキ7900形7900

私有貨車

 形式
索引

タキ7850形
タキ7950形

 番号
ロット表


タキ7908

 ページ
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特別編896
特別編898

積荷
●構造

入口


 タキ7900は、昭和35年1月富士車両製で、7906までの7両ロットの一員であった。

 本車は我国初のラテックス輸送用タンク車で、当時はステンレス鋼が高価だったため、タンク体には普通鋼を用いた。このためタンク内面にはフェノール樹脂を焼付け、腐食から保護している。また周囲には保温用の熱絶縁が設けられている。

 また吐出管は通常のT字形でなく、タンク直下に向けて垂直のものが一本あり、その途中には仕切弁が設置されていたが、昭和52年1月に通常の形態のものに改造された。

 所有者は日本合成ゴムKK・常備駅は日永信号場だったが、昭和38年10月に駅となり、南四日市となった。平成14年3月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和35年1月
製造所   富士車両
設計比重   0.979
タンク容積  25.4m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
内面処理  フジノン#1150焼付
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,870mm
タンク長さ  9,500mm
熱絶縁   グラスウール厚さ75mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       10,400mm
BC間距離   7,100mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254×300
台車       TR41C

タキ7900形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
7900〜7906 S3501〜3507 富士車両   日本合成ゴムKK
7907〜7912 S3512 三菱 日本合成ゴムKK
7913〜7916 S3611 三菱 日本合成ゴムKK
7917〜7921 S4203〜4204 日車支店▲ タサ1700 2900,2975,2976,2989,4748 日本石油輸送KK
7922〜7928 S4209 日車支店▲ タサ1700 4710,4721,4722,4728,4741,2984,2990 日本石油輸送KK
7929〜7933 S4304〜4308 日車支店▲ タサ1700 2992,2981,4714,4719,4727 日本石油輸送KK
7934〜7939 S4403〜4404 日車支店▲ タサ1700 4735,4736,4739,4744,4746,4747 日本石油輸送KK
7940〜7943 S4404〜4405 日車支店▲ タサ1700 2917,4738,4740,4742 日本石油輸送KK
7944〜7949,27900〜27909 S4411〜4412 日車支店▲ タサ1700 2964,2969,2977,2978,2982,2983,2985,2988,2991,2993,4711,4712,4717,4718,4726,4743 日本石油輸送KK

タキ7900形7900の写真

【写真1897】 タキ7900形7900 平成5年9月5日 泉駅にて P:吉岡心平


【特別編897】080626R4B。