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タキ6900形6900 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
アクリロニトリルはアクリル繊維やABS樹脂の原料として使用される有毒液体。タンク車の世界では何故かアクリルニトリルと標示されるが、登場時は正しく「アクリロ」だったので、何時か何処かで間違ったようだ。 タキ6900は昭和33年12月三菱製。6905迄の6両からなる第一ロットのトップナンバーだが、昭和33年生まれは本車だけで、ラストは昭和34年3月製となっている。 外観・構造はタキ3000形を基本として、毒性のある積荷を積載するため、荷役装置を上出し方式に変更したもので、弁装置とこれを防備するプロテクタのため、これまでにないスタイルとなった。 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径2,050mm・長さ11,600mmであった。タンク内面は鉄 |
肌ののままで、加熱管・熱絶縁などは設けられていない。 落成時の所有者は三菱化成工業KK・常備駅は黒崎であった。水島コンビナートへの展開により、昭和40年6月に子会社のKK化成水島に移動し、常備駅は日鉱前を経て東水島となった。その後、社名も昭和49年2月三菱化成工業KK、昭和63年5月に三菱化成KKと変遷した。晩年はアセトニトリルなどの輸送にも転用され、平成5年9月に他車より一足早く廃車となった。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 6900〜6905 | S3312〜3403 | 三菱 | 三菱化成工業KK | ||
2 | 6906〜6908 | S3405 | 三菱 | 三菱化成工業KK | ||
3 | 6909 | S3406 | 富士車両 | 日東化学工業KK | ||
4 | 6910 | S3410▲ | 不明 | タキ5200 | 5210 | 住友化学工業KK |
5 | 6911〜6913 | S3503 | 三菱 | 三菱化成工業KK | ||
6 | 6914 | S3508 | 日車支店 | 日本石油輸送KK | ||
7 | 6915 | S3508 | 日立 | 旭化成工業KK | ||
8 | 6916 | S3511 | 日車支店 | 日本石油輸送KK | ||
9 | 6917〜6919 | S3612 | 三菱 | 三菱化成工業KK | ||
10 | 6920 | S3701 | 三菱 | 旭化成工業KK | ||
11 | 6921,6922 | S3705 | 日車支店 | 日本石油輸送KK | ||
12 | 6923,6924 | S3802 | 三菱 | 旭化成工業KK | ||
13 | 6925 | S3805 | 日車支店 | 日本石油輸送KK | ||
14 | 6926,6927 | S3808 | 日車支店 | 日本石油輸送KK | ||
15 | 6928,6929 | S3808 | 三菱 | 旭化成工業KK | ||
16 | 6930,6931 | S3902 | 三菱 | 旭化成工業KK | ||
17 | 6932〜6936 | S3905〜3907 | 三菱 | 旭化成工業KK | ||
18 | 6937〜6941 | S4001〜4003 | 三菱 | 旭化成工業KK | ||
19 | 6942〜6944 | S4008〜4009 | 三菱 | 旭化成工業KK |
【写真1709の1】 タキ6900形6900 昭和58年3月21日 栄町駅にて P:吉岡心平
【写真1709の2】 タキ6900形6900 P:吉岡心平所蔵