吉岡心平のマーク

タキ6950形6950

私有貨車

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タキ6900形
タキ7000形

 番号
ロット表


タキ6952

 ページ
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特別編555
特別編557

●積荷
●構造

入口


 昭和50年代後半は、私有貨車にとって秋の時代であった。迫りくる冬は昭和59年2月のヤード廃止で現実のものとなるのだが・・・
 この時代に作られたタンク車は少ないが、何れも魅力ある輝きを放っていた。消え逝く炎の煌きにも似て・・・

 タキ6950形は35トン積コンクリート混和剤専用車で、昭和55〜57年に3ロット4両が日車で製作された。なお、6952以降は多室構造のタンク車となったため、別の形式と言っても良いだろう。

 タキ6950は6951と共に昭和55年12月日車製であった。

 外観と構造は当時のタンク車の典型で、直円筒形ドームレスタンク体を有し、シンプルかつ端正なものであった。
 設計比重は1.17・タンク容積は30.0mであった。
 タンク体はステンレス鋼製で、寸法は直径2,000mm・長さ10,390mmと、類車であるタキ23500形と比較すると一回り大きい。
 台枠は平型で長さ11,400mm、ブレーキ装置は手+KSD形積空、台車はTR213Cであった。

 所有者は藤沢薬品工業KK・常備駅は名古屋港であった。運用先は鳥栖だったようだが、平成8年5月に廃車となった。


●同一専用種別 タキ6650形6650 S4204日車支店製の30トン積コンクリート混和剤専用車。


■主要諸元
製造年   昭和55年12月
製造所   日車
設計比重 1.17
タンク容積 29.9m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304L)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 2,000mm
タンク長さ 10,390mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      11,400mm
BC間距離  7,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR213C形

タキ6950形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
6950,6951 S5512 日車 藤沢薬品工業KK
6952 S5611 日車 藤沢薬品工業KK
6953 S5710 日車 藤沢薬品工業KK

タキ6950形6950の写真

【写真1556】 タキ6950形6950 昭和61年12月28日 東港にて P:吉岡心平


【特別編556】041231作成R4、050412R4A、060627ロット表追加、060823ロット表R2、070608R4A2、070831ロット表R3、090208R4BY、110401本文修正+諸元追加+R4C。