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タキ6900形6910 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ6910は昭和34年10月にタキ5200形5203を改造した。 アクリルニトリル専用車の黎明期、先行した三菱や日東は新車を製作したのに対し、住友化学は既存のホルマリンやメタノール専用車の改造によりスタートした。具体的にはタム3050形改造のタ3800形11トン車が2両、タム3700形改造のタム6900形15トン車が3両、そしてタキ5200形改造の本車が1両であった。 |
改造点は荷役装置の上出し化で、従来の吐出管は撤去され、ドーム前後に液出管と空気管が新設された。いっぽうタンク体はメタノール時代のものをそのまま使用したため、長さは11,830mmと通常のタキ6900形より約200mm長い。 落成時の所有者は住友化学工業KK・常備駅は新居浜から昭和42年12月に桜島駅に移動した。昭和53年8月に日本石油輸送KK所有・北袖駅常備となったが、昭和61年10月に淘汰された。 |
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●関連形式 タ3800形3801 住友化学工業KK向の11トン車、S3503日立でタ3505を改造。 タム6900形6905 住友化学工業KK向の15トン車、S3503日立でタム3702を改造。 |
【写真2299】 タキ6900形6910 昭和61年1月18日 名古屋南港駅にて P:吉岡心平