タキ6900形6925 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ6925は昭和38年5月日車支店製で、一ロット一両であった。 タキ3000形に酷似したドーム付普通鋼製タンク体を持つが、積荷が有毒なため、荷役方式は空気圧を用いた上出しである。液出管と空気管の弁装置にはプロテクタを持つが、日車製はこれが角型なことが特徴である。前ロットとの変更点は、これまでタンク内部を上部前後に走っていた窒素封入管を廃止し、窒素はドーム側面から直接タンク |
内部に充填するようになった点がある。 落成時の所有者は住友化学工業KK・常備駅は桜島であった。昭和40年7月に日本石油輸送KK所有・秋田港常備となったが僅か3週間後には住友化学・桜島に戻った。その後、昭和41年5月には新居浜に移動した。昭和42年11月には再び日石輸送・秋田港常備となり、昭和46年8月には駅の新設により中島埠頭駅常備となった。昭和60年8月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和38年5月 製造所 日車支店 設計比重 0.8 タンク容積 37.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 11,600mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式(窒素) |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 12,400mm BC間距離 9,100mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真1946】 タキ6900形6925 P:吉岡心平所蔵