吉岡心平のマーク

タキ2100形2129

私有貨車

 形式
索引

タキ2050形
タキ2200形

 番号
[ロット表]

タキ2113
タキ2130

 ページ
索引

特別編707
特別編709

積荷
●構造

入口


 前回は灯油用と思われる「長い」タキ2100形を紹介したので、今度は重油用の「短い」ロットを取り上げる。

 タキ2129は昭和28年5月飯野で2125〜2129からなる5両ロットの一員として誕生した。
 本形式のうち2124までの25両は全てゼネラル向として製作されたので、初の他社向のロットであった。

 設計比重は0.9・タンク容積は33.5mで、ゼネラル向とほぼ同寸、比重から見て明らかに重油の輸送用であった。

 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径2,050mm・長さ10,376mmであった。タンク内部には粘稠な重油を荷降し時に加温して低粘度化するため、蒸気加熱管を装備していた。
 台枠は平形で、長さは11,200mm・BC間距離は7,700mmで、本形式では最も短いグループの一つである。台車はTR41Aであった。

 所有者は出光興産KK・常備駅は名電築港であった。昭和41年1月、臨港線の名古屋臨海への移行で駅名は汐見町に変わった。昭和44年5月、水江町駅常備となり、製造から27年を経た昭和56年5月に廃車となった。


タキ2100形2129の写真

【写真1708】 タキ2100形2129 昭和49年3月4日 前川駅にて P:吉岡心平


【特別編708】060926作成R4A、070530R4A2、081117R4BY、130909R4C。