吉岡心平のマーク

タキ23800形23800

私有貨車

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タキ23700形
タキ23900形

 番号
ロット表


タキ23804

 ページ
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特別編793
特別編795

積荷
●構造

入口


 タキ23800は同形式のトップナンバーで、タキ23800〜23802からなる3両ロットとして昭和47年11月日車で製作された。

 本形式は当初、凍結を嫌うラテックスを北海道に輸送するため、タキ8850形の保温性能強化タイプとして企画されたが、キセ付35系の一員として実現したため、別形式とされたものである。

 設計比重は0.94・タンク容積は37.2mであった。
 ステンレス鋼(SUS27、現在の304)製のタンク体は、寸法が両端直径1,850mm・中央直径2,300mm・長さ10,750mmのC3形異径胴で、周囲には厚さ100mmのウレタン断熱材と薄鋼板からなる保温キセが設置されていた。また受

台は一部にFRPを用いることで、断性能熱を強化している。
 荷役は積込みはタンク上部にある液入管、荷卸しはタンク下部にある吐出管を用いる上入れ下出し方式であった。
 台枠は35系特有の中梁省略形で、長さ11,550mm・軸距8,250mmとキセ付35系の標準である8,500mmより僅かに短い。ブレーキ装置はKSD254−305形積空+両側、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は住友化学工業KK・常備駅は新居浜であった。昭和48年10月には日本石油輸送KK所有となり、常備駅も東高島となったが、昭和50年5月には新居浜駅常備に戻っている。平成15年度に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和47年11月
製造所   日車
設計比重 0.94
タンク容積 37.2m3
タンク形態 異径胴(C3)形ドームレス
●上廻り
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク両端直径 1,850mm
タンク中央直径 2,300mm
タンク長さ 10,750mm
熱絶縁   厚さ100mmウレタン

●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   35系標準
台枠長さ   11,550mm
BC間距離  8,250mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C形

タキ23800形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
23800〜23802 S4711 日車 住友化学工業KK
23803 S5112 富士重 日本石油輸送KK
23804 S5212 日車 日本石油輸送KK
23805〜23807 S5409 富士重 日本石油輸送KK
23808〜23811 S5410,5411 日車 日本石油輸送KK
23812,23813 S5503 富士重 日本石油輸送KK
23814,23815 S5510 日車 日本石油輸送KK
23816〜23818 S5510 富士重 日本石油輸送KK
23819〜23821 H0112 富士重▲ 日本陸運産業KK
10 23822〜23826 H0212 富士重 日本石油輸送KK
11 23827〜23830 H0310 富士重 日本石油輸送KK
12 23831〜23833 H0310 日車 日本石油輸送KK

タキ23800形23800の写真

【写真1794】 タキ23800形23800 昭和51年3月21日 新居浜駅にて P:吉岡心平


【特別編794】070716作成R4BX2+ロット表R3、070822R4BX3、080115R4B、130905諸元追加+R4C。