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タキ23700形23710 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
ガソリンタンク車の一時代を築いたタキ3000形も、35トン車が増備されるにつれ余剰化し、昭和46年にはC重油輸送用のキセ付石油類専用車であるタキ2100形22300番台に33両が改造された。続く昭和47年の改造車は、当時アメリカで実用化されていた、内タンクにFRPを用いた二重壁方式による改造を試みることになった。こうして誕生したのが本形式で、昭和47〜48年に日車で13両がタキ3000形から改造された。 二重壁方式とは、タンク体の周囲に断熱材を設ける在来方式と異なり、タンク体の中部にもう一つのタンク体を設け、その間隙に断熱材を施す方式である。 |
かく分割したFRP製パーツを鏡板に設置した大型のマンホールから運び込み、タンク内部で接着・組立てた。まるでボトルシップの作り方のようである。 所有者は13両全てが日本石油輸送KKであった。写真のタキ23710は昭和47年10月日車でタキ23111から改造された車両で、常備駅は扇町であった。昭和48年5月に石油埠頭に異動してからは、北海道内での重油輸送に使用されたが、晩年は出番が少なかったようである。特殊構造の車両の宿命か淘汰は早く、昭和59年10月に廃車となった。 |
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【特別編64】010505作成、021209本文修正、030808写真変更+本文修正、030830本文修正、040207R4、 |
ロット | 番号 | 製造年 | 改造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 23700〜23712 | S4710〜4802▲ | 日車 | タキ3000 | 23082,23083,23087,23088,23090,23091,23100,23104,23108, 23110,23111,3464,13006 |
日本石油輸送KK |
【写真1064】 タキ23700形23710 昭和57年7月31日 新苫小牧駅にて P:吉岡心平