吉岡心平のマーク

タキ5700形5713

私有貨車

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タキ5650形
タキ5750形

 番号
ロット表

タキ5711

 ページ
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特別編794
特別編796

●積荷
●構造

入口


 タキ5713は昭和46年4月日車本店製で、一ロット一両であった。タキ5700形35トン積塩素酸石灰液専用車のラストナンバーであった。

 タキ5700形はタキ4200形のそっくりさんとして知られているが、本車はタキ7750形27796と同年同月同一メーカー生まれであった。このため台枠廻りはタキ27796に酷似するが、タンク体はタキ4200形類似時代のままとされたため、なんとも不思議な折衷スタイルとして誕生している。

 設計比重は1.52・タンク容積は37.2mであった。

 タンク体はドーム付直円筒形で、内面は厚さ3mmのネオプレンゴムでライニングされ、寸法は直径1,850mm・長さ8,970mmと従来ロットとほぼ同寸で、周囲には厚さ50mmのグラスウール断熱材と薄鋼板からなるキセが設置されている。
 台枠はタキ7750ライクな側梁省略形で、長さ9,700mm・軸距6,700mmとタンク体に合わせたため長い。ブレーキ装置はKSD254−305形積空+両側、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は丸正産業KK・常備駅は二本木であった。社名は昭和59年にソマールとなった。平成4年3月に廃車となった。


タキ5700形5713の写真

【写真1795】 タキ5700形5713 昭和61年1月18日 名古屋港駅にて P:吉岡心平


【特別編795】070719作成R4BX3、071124R4B。