吉岡心平のマーク

タキ23800形23810

私有貨車

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タキ23700形
タキ23900形

 番号
ロット表

タキ23804
タキ23812

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特別編730
特別編732

積荷
●構造

入口


 タキ23800形は最近の車両の中では製造時期によるバラエティに富む事が知られている。今回は日車製38系の例を紹介しよう。

 タキ23810は昭和54年11月日車で製作された。タキ23808〜23811からなる4両ロットの一員であった。昭和52年製のタキ23804をそのまま増備したものと言って良いだろう。

 設計比重は0.94・タンク容積は37.2mで、本形式の標準値であった。
 全体構成はキセ付38系で、タンク形態はF3形異径胴である。タンク材質はステンレス鋼(SUS304L)製、寸法は両端直径1,850mm・中央直

径2,300mm・長さ11,210mmであった。周囲には保温用として厚さ100mmのグラスウール断熱材と薄ステンレス製のキセがあり、キセは無塗装で「銀キセ」としてファンに親しまれた。キセ両端には短いが円筒形となった部分があるのが変わっている。
 台枠は38系特有の中梁省略形で、長さは11,250mm・軸距は8,850mmであった。ブレーキはKSD180−254形積空+手、台車はTR225であった。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は新居浜でから南四日市駅に移動した。平成14年6月に廃車となった。


タキ23800形23810の写真

【写真1731】 タキ23800形23810 昭和63年3月6日 塩浜操駅にて P:吉岡心平


【特別編731】061226作成R4A、070716R4A2、080210R4B。