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タキ7250形7251 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
小生の若き日(もはや30年も前!)、アルコール専用車といえばタサ3000形が話題の中心だったが、タキ7250形が人気の的になるとは、世の中も大きく変わったものである。 タキ7250形は35トン積アルコール専用車で、昭和42〜46年に115両が製作された。35系タンク車の中でもタキ35000,45000の両形式に次いで両数が多く、化成品に応用された中では最大派閥であった。 タキ7251形は昭和42年2月川崎製で、最初に製作された15両ロットの一員である。 |
外観・構造は、寸法を細かく解説するよりタキ35000形のタンク中央部と台枠を、それぞれ610mm短縮したものと言った方が話が早いだろう。なお留置ブレーキは、初期の35系に特有の片側である。 所有者は内外輸送KK・常備駅は中条であった。登場時、同駅は化成品の取り扱い量が全国ナンバーワンで、新興に向けてアルコールなど各種の化成品を満載した専用貨物列車が走っていた時代で、新興駅にも各種のタンク車で溢れていたものである。なお本車は「今なお現役」で、本形式の最若番車である。 |
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●関連形式 タキ7950形7954 本形式とうり二つのメタノール専用車。 |
■主要諸元 製造年 昭和42年2月 製造所 川崎 設計比重 0.78 タンク容積 44.8m3 ●上廻り タンク形態 異径胴(C3形)ドームレス |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm タンク両端直径 2,050mm タンク中央直径 2,500mm タンク長さ 10,910mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 35系標準 長さ 11,210mm BC間距離 8,210mm 留置ブレーキ 片側 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 7250〜7264 | S4202〜4203 | 川崎 | 内外輸送KK |
2 | 7265〜7274 | S4204 | 富士重 | 内外輸送KK |
3 | 7275〜7279 | S4204 | 飯野 | 内外輸送KK |
4 | 7280〜7294 | S4209 | 川崎 | 内外輸送KK |
5 | 7295〜7299,17250〜17254 | S4211 | 川崎 | 内外輸送KK |
6 | 17255〜17284 | S4403〜4404 | 川崎 | 内外輸送KK |
7 | 17285〜17294 | S4604 | 川崎 | 内外輸送KK |
8 | 17295〜17299,27250〜27264 | S4609 | 富士重 | 内外輸送KK |
【写真139】 タキ7250形7251 昭和51年7月27日 新津駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第24巻に「P01427」として収録されています。