吉岡心平のマーク

タキ7250形7251

私有貨車

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タキ7200形
タキ7300初代形

 番号
ロット表


タキ7268

 ページ
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第138週
第140週

●積荷
●構造

入口


 小生の若き日(もはや30年も前!)、アルコール専用車といえばタサ3000形が話題の中心だったが、タキ7250形が人気の的になるとは、世の中も大きく変わったものである。

 タキ7250形は35トン積アルコール専用車で、昭和42〜46年に115両が製作された。35系タンク車の中でもタキ35000,45000の両形式に次いで両数が多く、化成品に応用された中では最大派閥であった。

 タキ7251形は昭和42年2月川崎製で、最初に製作された15両ロットの一員である。

 外観・構造は、寸法を細かく解説するよりタキ35000形のタンク中央部と台枠を、それぞれ610mm短縮したものと言った方が話が早いだろう。なお留置ブレーキは、初期の35系に特有の片側である。

 所有者は内外輸送KK・常備駅は中条であった。登場時、同駅は化成品の取り扱い量が全国ナンバーワンで、新興に向けてアルコールなど各種の化成品を満載した専用貨物列車が走っていた時代で、新興駅にも各種のタンク車で溢れていたものである。なお本車は「今なお現役」で、本形式の最若番車である。


●関連形式 タキ7950形7954   本形式とうり二つのメタノール専用車。
        タキ13700形13706 本形式のタンク体をステンレス鋼製としたもの。


■主要諸元
製造年   昭和42年2月
製造所   川崎
設計比重  0.78
タンク容積 44.8m3
●上廻り
タンク形態 異径胴(C3形)ドームレス
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm
タンク両端直径 2,050mm
タンク中央直径 2,500mm
タンク長さ  10,910mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   35系標準
長さ      11,210mm
BC間距離  8,210mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KSD203−254形積空
台車      TR41C

タキ7250形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
7250〜7264 S4202〜4203 川崎 内外輸送KK
7265〜7274 S4204 富士重 内外輸送KK
7275〜7279 S4204 飯野 内外輸送KK
7280〜7294 S4209 川崎 内外輸送KK
7295〜7299,17250〜17254 S4211 川崎 内外輸送KK
17255〜17284 S4403〜4404 川崎 内外輸送KK
17285〜17294 S4604 川崎 内外輸送KK
17295〜17299,27250〜27264 S4609 富士重 内外輸送KK

タキ7250形7251の写真

【写真139】 タキ7250形7251 昭和51年7月27日 新津駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第24巻に「P01427」として収録されています。


【第139週】030427作成、040130R4、050414R4A、090614R4BY、100117諸元・リンク追加+R4B。