吉岡心平のマーク

タキ300形1333

私有貨車

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タキ250形
タキ400形

 番号
[ロット表]

タキ1331
タキ1358

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第137週
第139週

積荷
●構造

入口


 30トン積濃硫酸専用車であるタキ300形は、製造時期が長いため様々なタイプがあるが、ドラムカン形ドームの車両は、思いがけず少数であった。

 タキ1333は昭和30年12月三菱製で、一ロット一両であった。
 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,645mm・長さ8,000mmと、そのバランスはやや直径が細いことを除けば本形式として標準的だが、唯一ドーム頂部はドラムカン形とされ、本形式中でも異彩を放っていた。

 台枠は平形で、長さ8,800mm・軸距5,500mmとタキ300形としては標準サイズである。台車はTR41Cから第一次台車改造でTR41D化された。

 所有者は大和紡績KKで、常備駅は落成時の石見益田であったが、昭和41年10月の駅名改称により益田となった。九州の幸崎からの濃硫酸輸送に使用されていたようである。その後、余剰化による危機を迎えたが、幸運なことに越田商事KKに購入され安中駅常備となった。昭和62年4月に廃車となった。


タキ300形1333の写真

【写真138】 タキ300形1333 昭和50年8月1日 幸崎駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第24巻に「P01381」として収録されています。


【第138週】030420作成、040207R4、041212R4A、060617R4A2、090605R4BY、100721+R4B。