吉岡心平のマーク

タキ22800形22804

私有貨車

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タキ22700形
タキ22900形

 番号
ロット表

タキ22802
タキ22808

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第103週
第105週

●積荷
●構造

入口


 タキ22800形は35トン積過酸化水素専用車で、タキ1150形30トン車を5トン分拡大した形式として昭和47〜57年に10両が富士重と日車で製作された。
 なお、タンク材質に純アルミを使用した22800〜22805と、アルミクラッド材を用いた22806以降とは、別形式と言って良いほど構造が異なる。

 タキ22804は昭和48年4月富士重製で、6月に落成した22805も同一のロットであった。

 タンク体は純アルミニウム製で、板厚は鏡板16mm・胴板13mmと厚い。大型のタ

ンク受台はタンク体と一体化されているが、このような構造は比較的少数であった。
 荷役方式は空気圧による上出し式で、空気管と通気口はドーム側面に接続されている。その根本は異様に大型のフランジとなっているが、これは積荷の分解を防止するため、ドーム内部に流入する空気のフィルターを内蔵しているためだ。

 落成時の所有者は日本パーオキサイドKK、常備駅は郡山であった。運用先は北海道の苫小牧や四国の川之江と遠隔地が多く、ブルーの社紋とシルバーの巨体は、本線系貨物列車の中で目立つ存在であった。平成8年3月に廃車となった。


●同一専用種別 タム8000形8010  15トン積の2軸車。

           タサ5600形5613  20トン車。

           タキ1150形1176  30トン積で先輩形式。


■主要諸元
製造年   昭和48年4月
製造所   富士重
設計比重  1.1
タンク容積 31.8m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 純アルミニウム
タンク板厚 胴板13mm・鏡板16mm
タンク直径 1,950mm
タンク長さ 11,100mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      11,300mm
BC間距離  8,000mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD203−254形積空
台車      TR41C形

タキ22800形22804の写真

【写真104】 タキ22800形22804 昭和49年7月28日 五稜郭操車場にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第2巻に「P00113」として収録されています。


【第104週】020825作成、040203R4、041029リンク追加、050420R4A、050706ロット表追加、050901
リンク追加、070402ロット表R2、070723ロット表R3+R4A2、080917ロット表を特別編930に移動、081027R4BY、
100408本文修正+諸元追加+R4B。