タキ22800形22800 |
私有貨車 |
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形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ22800は35トン積過酸化水素専用車であるタキ22800形のトップナンバーとして、昭和47年3月富士重で製作された。なお22801も同一ロットに属すが、落成は二ヶ月後の同年5月となっている。 外観・構造はタキ1150形30トン車を5トン増に拡大したもので、タンク材質と板厚は両者同一であった。いっぽうタンク寸法は、直径は同一だが、長さがタキ1150形より1,490mm長く、11,100mmとなっている。タンク受台はアルミタンク車特 |
有の大型のものを踏襲したが、タキ1150形から進歩した点として、タンク体との固定方式を従来の帯金方式から、押え金方式に変更した点があった。このため大型の受台は溶接を用いてタンク体と一体化されている。 所有者は日本パーオキサイドKK・常備駅は郡山であった。同社フリート中では最大の車両として、主に北海道向に運用されたが、青函トンネル開通による危険物通過制限後は、全国各地に運用された。平成8年3月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和47年3月 製造所 富士重 設計比重 1.1 タンク容積 31.8m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 純アルミニウム タンク板厚 胴板13mm・鏡板16mm タンク直径 1,950mm タンク長さ 11,100mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 11,300mm BC間距離 8,000mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C形 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 22800,22801 | S4703〜4705 | 富士重 | 日本パーオキサイドKK |
2 | 22802,22803 | S4710 | 富士重 | 日本パーオキサイドKK |
3 | 22804,22805 | S4804〜4806 | 富士重 | 日本パーオキサイドKK |
4 | 22806〜22809 | S5409〜5411 | 富士重 | 日本パーオキサイドKK |
5 | 22810 | S5707 | 日車 | 東海電化工業KK |
【写真1930】 タキ22800形22800 昭和61年7月29日 苫小牧駅にて P:吉岡心平