サラシ液専用車のガイド

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■タ
●タ4100形

 10トン積の2軸車で、昭和36年以降3両がタ2300形12トン積カセイソーダ液専用車から改造された。なお種車はタム400形の改造車である。
 4100,4101は呉羽所有で、タラ600・700形と一緒に昭和36年協三で改造されたが、ヨンサントウで廃車された。
 4102は北海道曹達所有で改造時期不明。晩年は道内専用の「マルロ」車となり、昭和46年9月まで生存していた。
4102
タ2303二代の改造車で北海道曹達KK向。

●タラ600形
 「呉羽グループ」の18トン積3軸車。昭和36年協三でタサ1300形20トン積カセイソーダ液専用車の1300,1301を改造した。3軸車のためヨンサントウで廃車。

●タラ700形
ロット表
 「呉羽グループ」の19トン積2軸ボギー車。昭和36年協三でタキ7100初代形25トン積カセイソーダ液専用車の7100a,7101aを改造した。
 種車はタキ300形の改造車で、昭和45年に形式消滅した。
700
S3607協三福島でタキ7100初代形7100初代を改造。錦商事KK向。

●タサ4900形
ロット表
 「呉羽グループ」の23トン積の2軸ボギー車で一形式一両。昭和41年にタキ2800形30トン積カセイソーダ液専用車を改造した。昭和48年に廃車された。
4900
S4102にタキ2800形2825を改造。呉羽化学工業KK向。

●タキ4900形
 サラシ液専用車の嚆矢で「徳山・大和グループ」。裸タンクの30トン車として、昭和30年日立で新製された。一形式一両で、徳山曹達KK所有であった。
 昭和57年12月に廃車となった。
4900
S3012日立製で徳山曹達KK向。サラシ液専用車では第一号車。

●タキ4950形
ロット表
 「呉羽グループ」でキセ付タンク体の27トン車。昭和37年10月に4両がタキ4200形4233〜4236から改造された。
 昭和46年富士重でタンク体を更新し、タキ7750形に似たドームレスタンク体となった。
 4両中3両は昭和50年代に廃車され、最後まで残ったタキ4950も平成5年8月に廃車となった。
4951
S3710にタキ4200形4234を改造。呉羽化学工業KK向で、後にタンク体をドームレス品に更新した。

●タキ8050形
 「徳山・大和グループ」に属し、裸タンク体の27トン車で一形式一両。昭和42年川崎でタキ2800形カセイソーダ専用車から改造された。
 昭和53年1月に廃車された。
8050
S4206にタキ2800形2942を改造。大和紡績KK向。

●タキ16100形
ロット表
 裸タンク体の35トン車。昭和44〜49年に川崎で4両製作された。なお16103は最初から欠番である。
 16104は「徳山・大和グループ」。
16101
S4407川崎製で望月燃料KK向。両側ブレーキ。
16104
S4908川崎製で大和紡績KK向。保安対策車で手ブレーキ。

●タキ18500形
ロット表
 「呉羽グループ」でキセ付タンク体の30トン車。昭和45年に日車と富士重で3両づつ、計6両が製作された。平成5年8月に形式消滅した。
18501
S4504日車支店製で呉羽化学工業KK向。
18504
S4504富士重製で呉羽化学工業KK向。なぜか自社のプラクティスに従わず、日車製とうり二つ。

030506作成、090416最終修正。