吉岡心平のマーク

タキ8050形8050

私有貨車

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タキ8000形
タキ8100形

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ロット表


 ページ
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特別編377
特別編379

積荷
●構造

入口


 積荷によっては何故か縁の薄いものがあった。特定地域で運用されるのがその理由だが、サラシ液もそのひとつである。

 タキ8050形は一形式一両の27トン積サラシ液専用車で、昭和42年6月川崎でタキ2800形2943から改造された。種車は30トン積カセイソーダ液専用車で、昭和26年7月川崎でタキ1400形1416として落成後、昭和32年川崎で保温材の取付改造を受けた車両であった。

 サラシ液の設計比重は1.15と、カセイソーダ液より小さいので、荷重は一割減の27トンとなった。 タンク体は種車のものを使用したが、内面には分

解防止のため4mm厚のゴムライニングが追加され、周囲の保温材の除去で、再びタキ1400形時代と同様の裸タンクとなった。寸法は直径2,050mm・長さ7,400mmで、値としては誕生時と同一である。外観的には太いタンク体にドラムカン形ドームと、特別編で取り上げたタキ1404に酷似したスタイルに戻った。
 台枠以下は種車のままで、長さは8,760mm、台車は第一次改造でTR41CからTR41Dに改造されている。

 所有者は大和紡績KK・常備駅は益田で、周防富田からのサラシ液輸送に使用されていたが、昭和53年1月に廃車となった。


●関連形式 タキ1400形1404 昭和24年川崎製、本形式の種車にそっくり。


タキ8050形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
8050 S4206 川崎 タキ2800 2943 大和紡績KK

【写真1378】 タキ8050形8050 昭和48年7月 益田駅にて P:西端慎一

【西端さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編378】030507作成、030717リンク追加、040106R4、050410R4A、070921R4A2、080730R4BY、
080908ロット表R3追加、100412R4B。