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タキ8050形8050 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
積荷によっては何故か縁の薄いものがあった。特定地域で運用されるのがその理由だが、サラシ液もそのひとつである。 タキ8050形は一形式一両の27トン積サラシ液専用車で、昭和42年6月川崎でタキ2800形2943から改造された。種車は30トン積カセイソーダ液専用車で、昭和26年7月川崎でタキ1400形1416として落成後、昭和32年川崎で保温材の取付改造を受けた車両であった。 サラシ液の設計比重は1.15と、カセイソーダ液より小さいので、荷重は一割減の27トンとなった。 タンク体は種車のものを使用したが、内面には分 |
解防止のため4mm厚のゴムライニングが追加され、周囲の保温材の除去で、再びタキ1400形時代と同様の裸タンクとなった。寸法は直径2,050mm・長さ7,400mmで、値としては誕生時と同一である。外観的には太いタンク体にドラムカン形ドームと、特別編で取り上げたタキ1404に酷似したスタイルに戻った。 所有者は大和紡績KK・常備駅は益田で、周防富田からのサラシ液輸送に使用されていたが、昭和53年1月に廃車となった。 |
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●関連形式 タキ1400形1404 昭和24年川崎製、本形式の種車にそっくり。 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 8050 | S4206 | 川崎▲ | タキ2800 | 2943 | 大和紡績KK |
【写真1378】 タキ8050形8050 昭和48年7月 益田駅にて P:西端慎一
【西端さんから貴重な写真を提供して頂きました】