吉岡心平のマーク

タキ16100形16104

私有貨車

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タキ15900形
タキ16200形

 番号
ロット表

タキ16101

 ページ
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特別編236
特別編238

積荷
●構造

入口


 タキ16100形は35トン積サラシ液専用車で、既に第一ロットは特別編144で取り上げたが、ここでは最終の第三ロットを紹介する。

 タキ16104は昭和49年8月川崎で製作された。設計比重は1.13で、35トン積のためタンク容積は30.9m3と大きい。16103はなぜか最初から欠番である。

 外観は製造時期の相違による保安度向上の影響を受けて、タキ16100〜02とは大きく異なるが、全体に均整の取れた好ましいスタイルだ。
 タンク体はドームレスで材質は普通鋼、板厚は胴板9mm・鏡 板12mmで、内面には厚さ5mm

のゴムがライニングされていた。タキ18500形と異なり、保冷材は装備していない。タンク寸法は直径2,050mm・長さ10,050mmであった。
 荷役装置は、腐食性積荷では標準の圧力空気を用いた上入れ上出し方式である。
 台枠は標準的な平台枠で、長さは10,900mm・BC間距離は7,600mmである。ブレーキは手+積空、台車は通常のTR41Eであった。

 所有者は大和紡績KK・常備駅は益田であった。新南陽にある徳山曹達と、益田の自社工場との間のサラシ液輸送にタキ4900、8050形などの珍形式と共に使用されていたが、昭和59年2月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和49年8月
製造所   川崎
設計比重 1.13
タンク容積 30.9m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 普通鋼
タンク内面 厚さ5mmゴムライニング
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 10,050mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,900mm
BC間距離  7,600mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR41E−13形

タキ16100形16104の写真

【写真1237】 タキ16100形16104 昭和52年8月4日 周防富田駅にて P:吉岡心平


【特別編237】020717作成、040206R4、041030リンク変更、050425R4A、070626R4A2、090222R4BY、130702諸元追加+R4C。