吉岡心平のマーク

タキ18500形18501

私有貨車

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タキ18400形
タキ18600形

 番号
ロット表


タキ18504

 ページ
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特別編134
特別編136

積荷
●構造

入口


 「サラシ液」と言えば改造車を想い出すが、中には新製された形式もあった。

 タキ18500形は30トン積サラシ液専用車で、昭和45年4月から5月にかけて、00〜02が日車支店、03〜05が富士重で各3両づつ計6両が製作された。呉羽のサラシ液フリートでは初めての新製車で、当時既に珍しくなった30トン車である。

 全体の作りはタキ7750形カセイソーダ液タンク車に酷似するが、液比重が1.14と低いため、タンク容積は26.3mと大きくなった。荷役方式は

上出し方式だが、S字管がないので、外観から受ける印象は大分異なる。
 台枠は当時の日車が賞用した側梁省略台枠で、その長さは10,300mmとタキ7750形より約1m長くなっている。

 所有者は呉羽化学工業KK・常備駅は勿来で、西長岡や島田への輸送に使用された。トップナンバーは昭和54年に事故廃車となり、昭和57年に03、昭和61年に02、04が姿を消した。最後まで残った01、05が平成5年8月に廃車されたことで形式消滅した。


■主要諸元
製造年   昭和45年4月
製造所   日車支店
設計比重 1.14
タンク容積 26.3m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク内面 厚さ4mmゴムライニング
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 1,950mm
タンク長さ 9,450mm
熱絶縁   厚さ50mmグラスウール
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   枕梁間側梁省略形
長さ      10,300mm
BC間距離  7,000mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ18500形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
18500〜18502 S4504〜4505 日車支店 呉羽化学工業KK
18503〜18505 S4504 富士重 呉羽化学工業KK

タキ18500形18501の写真

【写真1135】 タキ18500形18501 昭和55年5月2日 西長岡駅にて P:吉岡心平


【特別編135】011212作成、031218R4、050202ロット表追加、050425R4A、060904ロット表R2、070823
ロット表R3+R4A2、080927R4BY、131019R4C。