Sps フィンランド
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S 2軸ボギー特殊平貨車
P 側面無し
s 積車最高速度100Km/h

■Sps
 側面が無い、積車最高速度100km/hの特殊タイプの2軸ボギー平車である。車体側面無しを表す記号pが形式記号に付与されているが、カテゴリーSの定義では側面付とは規定されておらず、何故わざわざpを設けたのか理解に苦しむ。
 形式番号(Technical characteristics )の上3桁は写真から判断すると462,471が割り当てられている。フィンランドのSps形は形式番号4620が確認されている。
   2020.7.11作成
82 10 4620 217-1 VR Sps 撮影:佐藤浩樹 2014.8.15 Kouvola(フィンランド)
82 10 4620 275-9 VR Sps 撮影:佐藤浩樹 2014.8.14 Kouvola(フィンランド)
国-所有者 フィンランド VR   ■相互運用性 82 ■形式番号 4620 撮影済番号084…275(3輌)
荷重57.5t(軸重20t) 自重22.20t 容積149.0m3 
全長20.68m 積載長19.50m BC間距離15.00m 床面高さ1,235mm 柵柱下面高さ1,402mm
台車:板側枠板ばね式(両抱式)台車(車輪径 不明)
妻:あおり戸  側柵柱:左右一体型10組 妻柵柱:なし
 フィンランド鉄道グループの貨物物流会社VR transpoint(所有者コードVR)所有の原木等材木輸送用の妻あおり戸・柵柱付の2軸ボギー平車であり、Sps意外にUICルールに則らないフィンランド国内線用のSp,Spa(両端SA3自動連結器付),Spar(片端SA3自動連結器付)が存在する。なお、GEVR transpointは1995年に国際・国内物流会社のtranspointと鉄道貨物輸送会社VR Cargoが合併し設立された。
 台枠は中梁を魚腹形とし側梁・端梁・枕梁・横梁を有する構造であり、各部材は形鋼ではなく鋼板溶接構造と推測され、側梁上面にはエッジが設けられている。床板は設けられていない。妻には渡り板となる背の低いあおり戸が設けられている。柵柱は10基設けられ、その構造は左右と荷摺が一体化となり台枠上面に接する部分は台枠上面高さ150mmあり、ここから柵柱正面までは2.690mmの高さがある。片側に側梁側面にはベルトウインチが2組設けられている。塗色は写真から判断すると、柵柱が緑または灰色、妻あおり戸は緑色で、その他台枠以下は黒色である。
82 10 4717 055-9 VR Sps 撮影:佐藤浩樹 2013.8.17 Hämeenlinna(フィンランド)
82 10 4717 173-0 VR Sps 撮影:佐藤浩樹 2014.8.14 Kouvola(フィンランド)
82 10 4717 266-2 VR Sps 撮影:佐藤浩樹 2014.8.15 Kouvola(フィンランド)
国-所有者 フィンランド VR   ■相互運用性 82 ■形式番号 4717 撮影済番号014…292(5輌)
荷重57.5t(軸重20t) 自重22.20t 容積149.0m3 
全長20.68m 積載長19.50m BC間距離15.00m 床面高さ1,235mm 柵柱下面高さ1,402mm
台車:板側枠板ばね式(両抱式)台車(車輪径 不明)
妻:あおり戸  側柵柱:左右一体型10組 妻柵柱:なし
 フィンランド鉄道グループの貨物物流会社VR transpoint(所有者コードVR)所有の原木等材木輸送用の妻あおり戸・柵柱付の2軸ボギー平車である。Sps4620形の続番形式で構造・外観および寸法は同一である。塗色は柵柱が水色に台枠以下が茶色の組み合わせが加わっている。
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