Snpss フィンランド
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S 2軸ボギー特殊平貨車
n 最大荷重>60t
P 側面無し
ss 積車最高速度120Km/h

■Spnss
 最大荷重がカテゴリーの定義を超え(60トンを超え)、側面が無い積車最高速度が120km/hの特殊タイプの2軸ボギー平車である。
 形式番号(Technical characteristics )の上3桁は写真から判断すると471が割り当てられているが、撮影済みはフィンランドVR所有車のみで、車輌に標記された最高速度は100km/hであり、純粋なSnpssの車輌ではない。
   2020.7.14作成
82 10 4710 024-2 VR Snpss 撮影:佐藤浩樹 2013.8.15 Turku(フィンランド)
VR Snpss 形式図 出典:VR 車輌カタログ
国-所有者 フィンランド VR    ■相互運用性 82 ■形式番号 4710 撮影済番号024…091(2輌)
S(100km/h)荷重39.5t(A 軸重16t)~55.5t(C 軸重20t)~65.5t(D 軸重22.5t)
自重24.50t 容積177.4m3 全長21.24m 積載長20.00m BC間距離16.00m 荷摺上部高さ 1,445m
台車:板側枠板ばね(両抱式)台車(車輪径 不明)
妻:固定枠メッシュ張り  側柵柱:U字型10組  妻柵柱:なし
 フィンランド鉄道グループの貨物物流会社VR transpoint(所有者コードVR)所有の最大荷重が60トンを超える原木輸送用の2軸ボギー平車である。UICの形式記号はSnpssと積車最高速度120km/hを示す記号ssが付与されているが、現車は100km/hのs標記であり、本形式は車最高速度120km/hではない。Snpsとすべきと思われるのだが、VRの車輌カタログにはSnpssとSnpsが同一ページに掲載され、その相違点は示されていない。なにが違うのであろうか?
 台枠は側梁が無く魚腹形の中梁と端梁・枕梁から構成され、中梁上部は両側に取り付けられたブレーキ装置まで覆うように台形状のカバーが取り付けられている。通常は水平方向に展開するブレーキリンケージは横幅を最小化するために垂直方向に展開している。台車上部には中梁上部カバーに張り出すようにカバーが取りけれられ、台車側枠にもカバーが設けられている。この台車用の2重のカバーは雨除けというよりは積載する原木から落下する木くず除けと推測される。台枠上部の車体は、背の高い妻板と10基の大型の柵柱かから構成される。妻板が田の字側の枠に金網を取り付けた構造で、柵柱は荷摺が一体となったU字型の大型のものである。積荷固定用のワイヤーウインチが2個点対称(上から見て左上の右下)に設けられている、反対側には固定するフックが設けられている。
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