吉岡心平のマーク

タキ9750形9757

私有貨車

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タキ9700形
タキ9800形

 番号
ロット表

タキ9752
タキ9759

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特別編1252
特別編1254

積荷
構造

入口


 タキ9757は昭和40年11月汽車東京で9754〜9758の5両ロットとして製作された。

 昭和37年に勃発した35トンガソリン車を廻る汽車と日車の戦いは、日車の完勝に終った。このため汽車では昭和40年円筒形異径胴を導入した二次型を開発、再び戦いを挑むことになった。
 本車はその2ロット目で、丸善向け9751〜

9753に続いての製作であり、外観・構造はこれと同一であった。その後、汽車の逆襲は川崎や他メーカーを巻き込み、標準タンク車タキ35000形の出現へと繋がってゆくのである。

 所有者は日本陸運産業KK・常備駅は浜安善であった。同社の所有車としては珍しく全く移動を経験することなく、昭和60年11月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和40年11月
製造所   汽車東京
設計比重 0.73
タンク容積 48.0m3
●上廻り
タンク形態 異径胴(C3s)形ドーム付
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク両端直径 2,300mm
タンク中央直径 2,500mm
タンク長さ 12,120mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   枕梁間側梁省略形
長さ      12,820mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ9750形9757の写真

【写真2253】 タキ9750形9757 昭和56年12月5日 東港駅にて P:吉岡心平


【特別編1253】101126作成R4C。