吉岡心平のマーク

タキ30200形30200

私有貨車

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タキ30100形
タキ35000形

 番号
ロット表


タキ30201

 ページ
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特別編1022
特別編1024

積荷
●構造

入口


 液化モノメチルアミンは高圧ガスタンク車の歴史で、三番目に新しい積荷だ。その第一号はタサ4100形液化アンモニア専用車を改造したタサ5900形だが、その老朽化に伴ない、置換用として新製されたのがタキ30200形である。

 タキ30200形は25トン積の液化モノメチルアミン専用車で、昭和52〜54年に3両が日車で製作された。

 タキ30200は昭和52年2月日車製で、一ロット一両であった。

 外観と構造は高圧ガスタンク車として標準的な作りで、タンク材質は高張力鋼(HT60)だが板厚は胴板11mm・鏡板12mmと液化アンモニアより各2mmづつ薄い。タンク周囲には保冷用の厚さ75mmグラスウールと薄鋼板製のキセを持ち、タンク体は法規制により「ねずみ色一号」に塗装されている。

 落成時の所有者は東京化成品KKで、常備駅は新崎であった。昭和62年5月に所有者は三菱瓦斯化学KKに変わった。平成7年9月に廃車となった。


●同一専用種別 タサ5900形5900 先輩形式で昭和44年にタサ4238を改造、日東化学工業KK向。

           タサ5900形5902 同じく昭和44年にタサ4134を改造、三菱瓦斯化学KK向。


■主要諸元
製造年   昭和52年2月
製造所   日車
ガス定数   1.67
タンク容積  42.2m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形
タンク材質 高張力鋼(HT60)
タンク板厚 胴板11・鏡板12mm
タンク直径 1,960mm
タンク長さ  14,290mm
断熱材   厚さ75mmグラスウール
●荷役方式
荷役方式  マンホール弁式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       15,300mm
BC間距離   12,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KC203×300
台車       TR211B−1

タキ30200形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
30200 S5202 日車 東京化成品KK
30201 S5304 日車 三菱瓦斯化学KK
30202 S5412 日車 日本石油輸送KK

タキ30200形30200の写真

【写真2023】 タキ30200形30200 昭和51年2月17日 新崎駅にて P:吉岡心平


【特別編1023】090520作成R4B、130914R4C。