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タキ30200形30200 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
▲ |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
液化モノメチルアミンは高圧ガスタンク車の歴史で、三番目に新しい積荷だ。その第一号はタサ4100形液化アンモニア専用車を改造したタサ5900形だが、その老朽化に伴ない、置換用として新製されたのがタキ30200形である。 タキ30200形は25トン積の液化モノメチルアミン専用車で、昭和52〜54年に3両が日車で製作された。 タキ30200は昭和52年2月日車製で、一ロット一両であった。 |
外観と構造は高圧ガスタンク車として標準的な作りで、タンク材質は高張力鋼(HT60)だが板厚は胴板11mm・鏡板12mmと液化アンモニアより各2mmづつ薄い。タンク周囲には保冷用の厚さ75mmグラスウールと薄鋼板製のキセを持ち、タンク体は法規制により「ねずみ色一号」に塗装されている。 落成時の所有者は東京化成品KKで、常備駅は新崎であった。昭和62年5月に所有者は三菱瓦斯化学KKに変わった。平成7年9月に廃車となった。 |
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●同一専用種別 タサ5900形5900 先輩形式で昭和44年にタサ4238を改造、日東化学工業KK向。 タサ5900形5902 同じく昭和44年にタサ4134を改造、三菱瓦斯化学KK向。 |
■主要諸元 製造年 昭和52年2月 製造所 日車 ガス定数 1.67 タンク容積 42.2m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形 |
タンク材質 高張力鋼(HT60) タンク板厚 胴板11・鏡板12mm タンク直径 1,960mm タンク長さ 14,290mm 断熱材 厚さ75mmグラスウール ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 15,300mm BC間距離 12,000mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KC203×300 台車 TR211B−1 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 30200 | S5202 | 日車 | 東京化成品KK |
2 | 30201 | S5304 | 日車 | 三菱瓦斯化学KK |
3 | 30202 | S5412 | 日車 | 日本石油輸送KK |
【写真2023】 タキ30200形30200 昭和51年2月17日 新崎駅にて P:吉岡心平