吉岡心平のマーク

タキ30100形30101

私有貨車

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タキ30000形
タキ30200形

 番号
ロット表


タキ30104

 ページ
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特別編841
特別編843

●積荷
●構造

入口


 タキ30100形は35トン積重クロム酸ソーダ液専用タンク車で、この専用種別では唯一の形式である。昭和51年に日車と川崎で2ロット5両が製作されたが、ここでは日車製のロットを取り上げる。

 タキ30101は昭和51年10月日車で、30100〜30103の4両ロットとして製作された。川崎製の30104と競作されている。

 設計比重は1.66と大きく、タンク容積は21.0mであった。

 外観・構造はタキ29300形濃硫酸タンク車に類似し、大きさもほぼ同サイズだ。タンク材質は耐候性高張力鋼ではなく普通鋼を用いた。
 荷役方式は空気圧による上出し方式だが、有毒な積荷のためマンホールや弁装置はタキ22900形に似た円筒形のプロテクタに収納されている。

 所有者は日本化学工業KK・常備駅は越中島であった。工場移転に伴う輸送需要が出現したもので、新南陽からの輸送に使用されていたが、昭和57年12月に郡山に移動した。平成7年1月に全車まとめて廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和51年10月
製造所   日車
設計比重 1.66
タンク容積 21.0m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ 8,610mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      9,800mm
BC間距離  6,500mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形
台車      TR225形

タキ30100形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
30100〜30103 S5110 日車 日本化学工業KK
30104 S5111 川崎 日本化学工業KK

タキ30100形30101の写真

【写真1842】 タキ30100形30101 昭和54年1月1日 越中島駅にて P:吉岡心平


【特別編842】080122作成R4B、080124ロット表を特別編121から移動、090507本文修正、130831R4C。