吉岡心平のマーク

タキ11200形11200

私有貨車

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タキ11000形
タキ11250形

 番号
ロット表


タキ11202

 ページ
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特別編981
特別編983

積荷
●構造

入口


 タキ11200形は35トン積リン酸専用車で、昭和43〜53年に6ロット14両が川崎・新潟・日車で製作された。

 タキ11200と11201はその第一ロットで、昭和43年8月川崎で製作された。

 基本設計は、当時同社が量産していたタキ5750形濃硫酸専用車の設計をそのまま流用したもので、なかなか良い思いつきだ。
 タンク体は耐食のため内面は厚さ5mmのゴムでライニングされているが、同社の塩酸タンク車と

同様ドームレス構造のままだ。
 台枠はタキ5750形譲りの長さ10,000mmの幅狭品だが、本形式は総重量が約50トンのため、長さは9,200mm以上とすれば規程はクリヤーできた筈である・・

 落成時の所有者はラサ工業KK・常備駅は宮古であった。リン酸事業の集約に伴い、昭和50年12月には東北肥料KK・羽後牛島、昭和53年2月にサン化学KK・太郎代、昭和58年4月にコープケミカルKK・太郎代と変わった。昭和63年4月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和43年8月
製造所   川崎
設計比重  1.58
タンク容積  22.1m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板8mm・鏡板9mm
タンク直径 1,950mm
タンク長さ  8,840mm
タンク内面 厚さ5mmゴムライニング
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   側梁省略形
長さ       10,000mm
BC間距離   7,000mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD203−254形積空
台車       TR41C

タキ11200形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
11200,11201 S4308 川崎 ラサ工業KK
11202〜11205 S4310 新潟 新潟硫酸KK
11206 S4507 日車支店 燐化学工業KK
11207,11208 S4611 日車 燐化学工業KK
11209 S4807 日車 燐化学工業KK
11210〜11213 S5304 川崎 KKサン化学

タキ11200形11200の写真

【写真1982】 タキ11200形11200 昭和63年1月5日 神栖駅にて P:吉岡心平


【特別編982】090129作成R4B+ロット表を第40週より移動。