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タキ11200形11206 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ11200形は35トン積リン酸専用車で、昭和43〜53年に川崎・新潟・日車で6ロット14両が製作された。耐食材料にゴムライニングを用いた点が特徴で、ステンレス製タンクを持つタキ11300形が対抗形式である。 タキ11206は昭和45年7月日車支店製で、本形式初の燐化学所有車として誕生した。同社所有車としてはタキ3650形に続くものである。 設計比重は1.55と本形式中では最低の比重で、タンク容積は22.5m3であった。 |
塩酸タンク車に見られるようなフランジ構造となっていた。 所有者は燐化学工業KK・常備駅は富山地方鉄道の稲荷町で、越中島などに運用されていた。ちなみに稲荷町の工場は、写真のように同駅の脇にあり、側線で直接積込んでいた。常備駅は昭和54年9月に半田埠頭、昭和60年1月に富山港、昭和62年頃に伏木と変遷し、本形式で最後まで残った3両のうちの一両となったが、平成9年度に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和46年11月 製造所 日車 設計比重 1.55 タンク容積 22.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板8・鏡板9mm タンク内面 ゴム厚さ4mm タンク直径 1,850mm タンク長さ 8,830mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 枕梁間側梁省略形 長さ 10,000mm BC間距離 7,000mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C形 |
【写真249】 タキ11200形11206 昭和49年9月29日 稲荷町駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第17巻に「P00969」として収録されています。