吉岡心平のマーク

タキ11200形11209

私有貨車

 形式
索引

タキ11000形
タキ11250形

 番号
ロット表

タキ11208
タキ11211

 ページ
索引

第332週
第334週

積荷
●構造

入口


 燐化学工業KK所有のタキ11200形としては11206を紹介したが、今回は通常車と保安対策車の端境期に誕生したロットを紹介する。

 タキ11209は昭和48年7月日車製で、一ロット一両であった。本形式の燐化学所有車としては3ロット目である。

 本車の主要諸元は既に紹介したタキ11206と同様である。
 設計比重は1.55・タンク容積は22.5mであった。
 タンク体はドーム付の直円筒形で、耐候性高張力鋼板製缶体の内面を厚さ4mmのゴムでライニ

ングしていた。タンク寸法は直径1,850mm・長さ8,830mmで、ドームの頂部はフランジ構造を採用した。
 荷役装置は空気圧による上出し方式で、液出管だけがS字管となっている。
 台枠は長さ10,000mm・BC間距離7,000mmは従来と同一だが、構造が側梁省略形から一般的な平形に変更され、台車もTR41Cだが側梁強化形に改良された。

 所有者は燐化学工業KK・常備駅は富山地方鉄道の稲荷町から昭和54年9月に半田埠頭、昭和60年1月に富山港、昭和62年頃に伏木と変わり、平成8年8月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和48年7月
製造所   日車
設計比重 1.55
タンク容積 22.5m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板8mm・鏡板9mm
タンク内面 ゴム厚さ4mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ 8,830mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,000mm
BC間距離  7,000mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C形

タキ11200形11209の写真

【写真333】 タキ11200形11209 昭和51年4月18日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第6巻に「P00332」として収録されています。


【第333週】070114作成R4A、070826R4A2、081026R4BY、100719諸元追加+R4B、131101R4C。