吉岡心平のマーク

タキ11200形11202

私有貨車

 形式
索引

タキ11000形
タキ11250形

 番号
ロット表

タキ11200
タキ11206

 ページ
索引

第39週
第41週

積荷
●構造

入口


 荷重と積荷が同じなのに、複数の形式があるものにリン酸専用車がある。これは耐食材料として古くは鉛、その後はステンレス・ゴム、更にはポリエステルなど、さまざまな材料が使用できたことが理由のようだ。

 タキ11200形はゴムライニングされたタンク体を持つ35トン積のリン酸タンク車で、昭和43〜53年に14両製作された。

 タキ11202は昭和43年10月に新潟で4両製作された第二ロットのうちの一両である。

 外観・構造はタキ5750形に酷似し、一見しただけでは見分けがつかない。参考までに昭和43年9月新潟製のタキ65750を掲載しておく。

 落成時の所有者は新潟硫酸KK・常備駅は関屋であった。昭和45年8月にサン化学KK所有・焼島駅常備に変わり、昭和49年5月、東港地区の新工場竣工で太郎代駅常備となった。写真は五稜郭の北海道日産化学KKへリン酸を輸送してきた際の姿だが、標記は「焼島駅」のままである。肥料部門の集約で昭和58年4月にコープケミカルKK所有となったが、平成元年10月に廃車された。


■主要諸元
製造年   昭和43年10月
製造所   新潟
設計比重 1.58
タンク容積 22.1m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板8・鏡板9mm
タンク内面 ゴム厚さ5mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ 8,840mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   枕梁間側梁省略幅狭形
長さ      10,000mm
BC間距離  7,000mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD203−254形積空
台車      TR41C形

タキ11200形11202の写真

【写真40の1】 タキ11200形11202 昭和49年7月28日 五稜郭駅にて P:吉岡心平

タキ5750形65750の写真

【写真40の2】 タキ5750形65750 昭和49年11月27日 越中島駅にて P:吉岡心平


【第40週】010603作成、021112リンク変更、031016本文修正、040306R4、050202R4A、050707ロット表追加、061029ロット表R2、070826ロット表R3+R4A2、081016R4BY、090128ロット表を特別編982に移動、100719
R4B、140201R4C。