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タキ21350形21350 |
私有貨車 |
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形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ21350形は35トン積塩素酸ソーダ液専用タンク車で、昭和52〜62年に富士重で9ロット25両が誕生した。このうち21369までは新製車だが、21370以降の5両はタキ21600形塩素酸ソーダ(粉体)専用車からの改造車である。 同一荷重・専用種別としては既にタキ21300形があったが、耐食物質としてポリエステルライニングを用いていたため、保安度向上の観点から施工不良の恐れのないステンレス製タンク体に変更したものである。 |
外観・構造はタキ7750形の保安度向上タイプに酷似するが、設計比重が低い分だけタンク直径を大きくしたため、ややずんぐりとしたスタイルとなっている。 所有者は保土谷化学工業KK・常備駅は郡山であった。昭和54年2月〜56年2月、63年1月〜平成8年1月には福川駅常備となっていた。平成12年2月にオルソジクロルベンゼン専用に種別変更され、勿来駅常備となったが、平成13年9月に廃車となった。 |
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●同一専用種別 タキ21300形21302 昭和46年富士重製で、FRPライニング車。 |
■主要諸元 製造年 昭和52年2月 製造所 富士重 設計比重 1.41 タンク容積 24.8m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス |
タンク材質 ステンレス鋼(SUS316) タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 8,800mm 熱絶縁 グラスウール厚さ50mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 10,300mm BC間距離 7,000mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KSD180−254形積空 台車 TR225形 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 21350,21351 | S5202 | 富士重 | 保土谷化学工業KK | ||
2 | 21352,21353 | S5210 | 富士重 | 保土谷化学工業KK | ||
3 | 21354,21355 | S5301 | 富士重 | 日本カーリットKK | ||
4 | 21356〜21359 | S5302 | 富士重 | 保土谷化学工業KK | ||
5 | 21360〜21362 | S5305 | 富士重 | 保土谷化学工業KK | ||
6 | 21363,21364 | S5407 | 富士重 | 日本カーリットKK | ||
7 | 21365,21366 | S5410 | 富士重 | 日本カーリットKK | ||
8 | 21367〜21369 | S5508 | 富士重 | 保土谷化学工業KK | ||
9 | 21370〜21374 | S62xx | 富士重▲ | タキ21350 | 21611〜21615 | 保土谷化学工業KK |
【写真1890】 タキ21350形21350 昭和60年5月1日 比奈駅にて P:吉岡心平