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タキ21350形21369 |
私有貨車 |
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形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ21369は昭和55年8月富士重製で、タキ21367〜21369の3両ロットに属していた。 本形式の新製車では最後のロットで、何故か設計比重が1.32とタキ21300形時代に戻り、タンク容積も26.5m3に拡大したが、もともと空容積を大きく設計してあったためこれの調整により対応した。よってタンク寸法は従来と同一である。在来ロットと比較すれば、過積検知装置を追加したためタンク踏板は大型となり、台車は走行性能改善のためTR213Cを装備する。その他の外観・ |
構造は標準化が進んだ時代でもあり、従来のロットと変わらない。 落成時の所有者は保土谷化学工業KK・常備駅は福川であった。同社では郡山の工場から福川まではタキ21600形を用いて粉体で輸送し、同地で溶解した上で、本形式により液体輸送する方式を採用していた。昭和56年2月に郡山に移動した。余剰化で平成12年8月に勿来に移り、専用種別もカセイソーダ液に変更されたが、僅か3ケ月後の平成12年11月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和55年8月 製造所 富士重 設計比重 1.32 タンク容積 26.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス |
タンク材質 ステンレス鋼(SUS316L) タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 8,800mm 熱絶縁 グラスウール厚さ50mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 10,300mm BC間距離 7,000mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KSD180−254形積空 台車 TR213C形 |
【写真2076】 タキ21350形21369 昭和64年1月3日 高萩駅にて P:吉岡心平