|
タキ21300形21302 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲ |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ21300形は35トン積塩素酸ソーダ液専用車で、この積荷では初めての形式である。昭和46年4月に1ロット3両が富士重で製作されたが、その後の増備はタンク材質を変えたタキ21350形に移行したため、これだけに留まった。 設計比重は1.32・タンク容積は26,5m3で、外観・構造はタキ7750形カセイソーダ液専用車に酷似するが、容積が約一割大きい。 |
荷役方式は上入れ上出し方式で、配管類はステンレス製である。 所有者は保土ヶ谷化学工業KK・常備駅は郡山であった。写真は岳南鉄道で撮影したもので、製紙漂白に用いる塩素酸ソーダを輸送していたようだ。21300と01は北海道の港北駅に異動後、廃車となったが、写真の02は昭和59年7月に新南陽駅常備となり、奇跡的なことにいまなお生存しているようだ。 |
|
●同一専用種別 タキ21350形21350 後継形式で、タンク体をステンレス製に変更した。 |
【写真1538】 タキ21300形21302 昭和55年3月30日 比奈駅にて P:吉岡心平