吉岡心平のマーク

タム8000形8006

私有貨車

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タム7900形
タム8100形

 番号
[ロット表]

タム8003
タム8010

 ページ
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特別編748
特別編750

●積荷
●構造

入口


 タム8000形は15トン積の過酸化水素専用車だが、今回は三菱江戸川化学時代の写真を取り上げる。

 タム8006は昭和37年11月汽車東京製で、タム8005〜8007の3両ロットの一員であった。

 タム8000形と言えば、半年前に製作されたタム8000〜8002がその嚆矢だが、このロットはその増備車で、同一メーカーの作である。

 設計比重は1.12・タンク容積は13.4mであった。

  タンク体は純アルミニウム製で、寸法は直径1,700mm・長さは6,300(外面)mmである。なおタンク体はOEM製品で、鏡板下部に固有の銘板が付いていた。
 台枠は平型で、長さは7,000mm・軸距は4,200mmであった。ブレーキはKD254+手、走り装置は2段リンク式であった。

 落成時の所有者は三菱江戸川化学KK・常備駅は山北であった。昭和39年4月に南四日市に移動し、昭和46年12月には合併により三菱瓦斯化学KKとなった。タムでは最終期まで残った車両のひとつだったが、平成15年3月に廃車となった。


■関連情報 福田孝行の貨車ホームページ・タム8000形

●同一専用種別 タサ5600形5613  昭和42年富士重製で日本パーオキサイドKK向。20トン車。
           タキ1150形1176  昭和49年日立製で安宅産業KK向。30トン車。
           タキ22800形22804 昭和48年富士重製で日本パーオキサイドKK向。35トン車。


【特別編749】070205作成R4A、070209誤記修正、070708R4A2、081112R4BY。

タム8000形8006の写真

【写真1749】 タム8000形8006 撮影日不明 山北駅にて P:鈴木靖人

【鈴木さんから貴重な写真を提供して頂きました】