吉岡心平のマーク

タム8000形8003

私有貨車

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タム7900形
タム8100形

 番号
[ロット表]


タム8006

 ページ
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特別編1563
特別編1565

●積荷
●構造

入口


 タム8003は昭和37年2月日立製で、タサ5600形の5600,5601と同月同日に車籍編入された。

 商社である安宅産業の所有で、岳南鉄道沿線の東海電化から田端操の旭電化などに運用された。外観と構造は並行製作されたタサ5600形の2軸車版で、濃硝酸タンク車を多数製作した日立

だけに手馴れた作りである。特徴的なのはドーム側面の空気管と通気管の膨れた導入部で、異物除去用のフィルターを内蔵したためであった。

 落成時の所有者は安宅産業KK・常備駅は岳南富士岡であった。昭和52年2月に所有者は東海電化工業KKに変わった。私有コンテナ輸送への転換により昭和62年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和37年2月
製造所   日立
設計比重 1.1
タンク容積 13.8m3
タンク形態 直円筒(S1形)ドーム付
●上廻り
タンク材質 純アルミニウム
タンク板厚 胴板13・鏡板16mm
タンク直径 1,700mm
タンク長さ 6,250mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      7,000mm
軸距      4,200mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KC180形
走り装置   2段リンク式

タム8000形8003の写真

【写真2564】 タム8000形8003 昭和60年11月2日 桜島駅にて P:吉岡心平


【特別編1564】131227作成R4C。