吉岡心平のマーク

ホキ5600形5633

私有貨車

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ホキ5500形
ホキ5700形

 番号
ロット表

ホキ5619
ホキ5642

 ページ
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特別編739
特別編741

積荷
●構造

入口


 カーバイドホッパ車に、「高床構造」と称すべきものがあることは既に特別編352で紹介したが、今回はこれを35トン積に拡大したロットを紹介する。

 ホキ5633はホキ5200初代形5233として、昭和36年3年汽車東京で製作された。ホキ5232〜5234の3両ロットで、富士重製の5229〜5231と競作されている。

 外観・構造の特徴である「高床構造」は、通常のカーバイトホッパ車では台枠とホッパ体の間に設けられているスペーサ部分を廃止し、従来の台枠部分をスペーサ部分まで持ち上げた。一見するとフレームレスに見えるが、台枠自身はホッパ底部として存在している点に注意して欲しい。

 現在判明しているこの構造の車両は以下のロットで、全て日本ゼオン向であった。

S3503汽車 ホキ310a,311a,312
S3505川崎 ホキ320〜322
S3506汽車 ホキ5209a,5210a
S3603汽車 ホキ5229〜5231

 なお、下の写真で左端に見えるホキ6071は、元ホキ321で川崎製の例だ。

 所有者は日本ゼオンKK・常備駅は能町であった。写真は廃車一年前の姿で、余剰となり富山港線の大広田駅に留置中のもの。昭和48年6月に廃車となった。


●関連形式 ホキ6000形6061 昭和35年汽車東京製で、改番前はホキ311初代。


ホキ5600形5633の写真

【写真1740】 ホキ5600形5633 昭和47年7月25日 大広田駅にて P:吉岡心平


【特別編740】070110作成R4A、071208R4A2、080928R4BY、131009R4C。