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ホキ5600形5633 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
カーバイドホッパ車に、「高床構造」と称すべきものがあることは既に特別編352で紹介したが、今回はこれを35トン積に拡大したロットを紹介する。 ホキ5633はホキ5200初代形5233として、昭和36年3年汽車東京で製作された。ホキ5232〜5234の3両ロットで、富士重製の5229〜5231と競作されている。 外観・構造の特徴である「高床構造」は、通常のカーバイトホッパ車では台枠とホッパ体の間に設けられているスペーサ部分を廃止し、従来の台枠部分をスペーサ部分まで持ち上げた。一見するとフレームレスに見えるが、台枠自身はホッパ底部として存在している点に注意して欲しい。 |
現在判明しているこの構造の車両は以下のロットで、全て日本ゼオン向であった。 S3503汽車 ホキ310a,311a,312 なお、下の写真で左端に見えるホキ6071は、元ホキ321で川崎製の例だ。 所有者は日本ゼオンKK・常備駅は能町であった。写真は廃車一年前の姿で、余剰となり富山港線の大広田駅に留置中のもの。昭和48年6月に廃車となった。 |
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●関連形式 ホキ6000形6061 昭和35年汽車東京製で、改番前はホキ311初代。 |
【写真1740】 ホキ5600形5633 昭和47年7月25日 大広田駅にて P:吉岡心平