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タキ4000形24033

私有貨車

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タキ3900形
タキ4100初代形

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解説

タキ24030
タキ24042

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特別編740
特別編742

積荷
●構造

入口


 今回は日立製のタキ4000形を紹介しよう。

 日立製作所はもともと日本鉱業から派生した会社だけに、濃硫酸タンク車はお手の物であった。タキ300形で日立製といえば代表例の一つだったが、タキ4000形に関しては製作数が比較的少なく、12/86ロット・42/351両しかなかった。

 同社製タキ4000形の特徴は、タンク体が僅かに太く、代りにタンク長さと台枠の長さが短い点にある。一見しただけでは判りにくく、頂部が角ばった小型のドームと小型のタンク受台の組合せにより識別するのが簡単かもしれない。

 タキ24033は昭和39年4年日立製で、24032〜24039の8両ロットの一員であった。

 設計比重は1.84・タンク容積19.2mであった。
 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,706mmと他社製より僅かに太く、長さは8,620mmと他社製より80mm短い。
 台枠は平型で、長さは9,300mm・BC間距離は6,000mmであった。ブレーキはKD254+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は三井金属鉱業KK・常備駅は飛騨古川であった。昭和41年10月に神岡線が開業したため、翌42年4月神岡口駅常備となり、昭和59年10月神岡鉄道の発足で、常備駅名は昭和60年4月神岡鉱山前と変わった。昭和63年8月、社名は神岡鉱業KKとなったが、平成12年9月に8両まとめて廃車となった。


タキ4000形24033の写真

【写真1741】 タキ4000形24033 昭和57年10月10日 能町駅にて P:吉岡心平


【特別編741】070112作成R4A、070609リンク変更、070705R4A2、081112R4BY、100619R4B。