吉岡心平のマーク

ホキ5700形5700

私有貨車

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ホキ5600形
ホキ5800形

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[ロット表]


ホキ5708

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特別編327
特別編329

積荷
構造

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 ここでは、ホキで最多両数を誇るホキ5700形のトップを紹介する。

 ホキ5700形は40トン積セメント専用ホッパ車として、昭和40〜48年に626両が製作された。セメントの40トン車では、昭和39年10月に川崎製のタキ1900形が初めて登場したが、本形式はそれに次ぐ2形式目である。

 ホキ5700は、第一ロット8両の一員として、昭和40年8月東洋で製作された。外観・構造は35トン積のホキ3100形をそのまま大型化したもので、大きく設計変更をすることなく、各部を丹念に軽量化して自重を軽減した。

 荷役方式はエアスライドで、台枠はホッパ底部が干渉するため、中梁は全長に亘って貫通していない。長さは40トン車として「お約束」の10,000mmである。ブレーキ装置は、落成時は手動切替式のUC形だったが、後に自動切替式に改造された。なお改造後のリンケージは、他に類の無い奇妙なものである。台車はTR41Cであった。

 所有者は日立セメントKK・常備駅は日立であった。写真は水江町(!)にあったサイロまで、セメントを輸送してきた際の姿である。昭和60年9月に出荷元転換による運用変更により秩父鉄道車籍に変わり、同社のホキ5700形5700となった。その後廃車となった。


ホキ5700形5700の写真

【写真1328】 ホキ5700形5700 昭和56年8月16日 水江町駅にて P:吉岡心平


【特別編328】030107作成、031219R4、050310R4A、070726R4A2、090318R4BY、100411R4B。