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ホキ5700形5700 |
私有貨車 |
形式 |
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■入口 |
ここでは、ホキで最多両数を誇るホキ5700形のトップを紹介する。 ホキ5700形は40トン積セメント専用ホッパ車として、昭和40〜48年に626両が製作された。セメントの40トン車では、昭和39年10月に川崎製のタキ1900形が初めて登場したが、本形式はそれに次ぐ2形式目である。 ホキ5700は、第一ロット8両の一員として、昭和40年8月東洋で製作された。外観・構造は35トン積のホキ3100形をそのまま大型化したもので、大きく設計変更をすることなく、各部を丹念に軽量化して自重を軽減した。 |
荷役方式はエアスライドで、台枠はホッパ底部が干渉するため、中梁は全長に亘って貫通していない。長さは40トン車として「お約束」の10,000mmである。ブレーキ装置は、落成時は手動切替式のUC形だったが、後に自動切替式に改造された。なお改造後のリンケージは、他に類の無い奇妙なものである。台車はTR41Cであった。 所有者は日立セメントKK・常備駅は日立であった。写真は水江町(!)にあったサイロまで、セメントを輸送してきた際の姿である。昭和60年9月に出荷元転換による運用変更により秩父鉄道車籍に変わり、同社のホキ5700形5700となった。その後廃車となった。 |
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【写真1328】 ホキ5700形5700 昭和56年8月16日 水江町駅にて P:吉岡心平