吉岡心平のマーク

タキ200二代形200二代

私有貨車

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タキ200初代形
タキ250形

 番号
ロット表


タキ202

 ページ
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特別編645
特別編647

積荷
●構造

入口


 タキ200二代形30トン積トリクロールエチレン専用車は、外観がバラエティに富んだ形式として有名である。

 タキ200二代は一両一ロットとして、昭和38年5月富士重で製作された。所有者である関東電化では一月前にタキ6100形6106を製作しており、外観・構造は比重差によるサイズを除けば、これと酷似していた。

 設計比重は1.46でタキ6106の1.6より低く、その分タンク容積が20.6mと一割方大きい。
 タンク体はステンレス鋼製で、板厚は胴板6

mm・鏡板8mmと薄い。タンク寸法は直径1,850mm・長さ7,950mmで、タキ6106より650mm長くなっている。
 荷役方式は空気圧による上出し方式で。空気管はドーム端面に、液出管はタンク上部にそれぞれT字管が設置されていた。
 台枠は通常の平形で、長さは8,700mm・BC間距離は5,400mmであった。ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Cから第一次台車改造でTR41Dに改造されている。

 所有者は関東電化工業KK・常備駅は渋川であった。平成15年度に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和38年5月
製造所   富士重
設計比重 1.46
タンク容積 20.5m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
●上廻り
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ 7,950mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ   8,700mm
BC間距離  5,400mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C→TR41D形
         (第一次台車改造)

タキ200二代形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
200二代 S3805 富士重 123   関東電化工業KK
210 S4111 汽車東京 123 東亜合成化学工業KK
202 S4206 日車支店▲ タキ2800 2814 東亜合成化学工業KK
203 S4301 日車支店▲ タキ2600 12601 東亜合成化学工業KK
211 S4401 汽車東京 123 東亜合成化学工業KK
212 S4703 富士重▲ タキ2600 12637 関東電化工業KK
213 22614
214 22615
215 S4712 富士重▲ タキ2600 12630 関東電化工業KK
216 12644

タキ200二代形200二代の写真

【写真1646】 タキ200二代形200二代 昭和55年11月30日 新興駅にて P:吉岡心平


【特別編646】060131作成R4A+ロット表をタキ202より移設、060723ロット表R2、070613R4A2、070921ロット表
R3、081003R4BY、130829諸元追加+R4C。