吉岡心平のマーク

タキ200二代形211

私有貨車

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タキ200初代形
タキ250形

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ロット表

タキ202
タキ213

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第236週
第238週

積荷
●構造

入口


タキ200二代形30トン積トリクロールエチレン専用車は、少数の中に様々なスタイルが混在する点で、マニア好みの形式であった。

 タキ211は、昭和44年1月汽車東京で製作された。1ロット1両の孤立ロットである。

 本車の特徴は、汽車が独自に開発した10系タンク車の設計を、化成品タンク車に適用した点にある。
 タンク体はステンレス鋼製で、直径は1,750mm・長さは8,850mmと、本形式で唯一直径が100mm細い。ドーム頂板はフランジ形だが、タンク側の板厚が薄いためフランジ部に補強が見られる。タンク受台は台枠と一体化されているが、これ

は10系の化成品車でも後期に製作されたものの特長である。
 台枠は10系特有の高張力鋼をハット形断面に成型した中梁を用いた側梁省略台枠で、長さは9,300mm・BC間距離は6,000mmであった。ブレーキは両側+KSD形積空で、ブレーキテコの処理などは汽車製のタキ5750形に酷似していた。台車はTR41Cから第一次改造でTR41Dとなっている。

 落成時の所有者は東亜合成化学工業KK・常備駅は伏木であった。塩素系溶剤の規制により、平成5年10月に専用種別は「カセイカリ」に変った。平成6年9月、社名はCIで東亜合成KKとなったが、平成7年10月に廃車となった。


タキ200二代形211の写真

【写真237】 タキ200二代形211 昭和49年3月18日 昭和町駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第11巻に「P00605」として収録されています。


【第237週】050313作成R4A、050315リンク変更、070612R4A2、090218R4BY、130727R4C。