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タキ100形103 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
大正から昭和初期にかけて、大型のタンク車と言えば3軸車であった。そこに忽然と登場したボギー車が、「ライジングサン石油の3姉妹」で、昭和4年5月に日車で、タキ1形28トン積ガソリン専用車とタキ100形30トン積重油専用車が各6両づつ誕生した。末妹のタキ50形は、構造が異なるので別稿で触れる。 タキ103は上記した6両のうちの1両で、設計比重は0.91と後の石油類専用車より大きい。鋲接のタンク体は3軸車に見られた部分平床形で、直径は2,156mmと太いが台車部分は1,844mmと平床の上げ底になっていた。板厚は胴板8mm・鏡板10mmであった。 タンク周囲には米国のタンク車にあるようなハン |
ドレールがあり、車両間を渡り歩けるようになっていた。 落成時の所有者はライジングサン石油KK・常備駅は鷹取であった。常備駅は昭和5年12月石油、昭和10年6月野内と変り、昭和17年5月〜昭和24年3月は石油共販KK〜石油配給KKとなった。戦後はシェル石油KKとして復活し、野内駅常備を振り出しに、浜安善駅常備を経て昭和45年7月に廃車となった。 |
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●関連形式 タキ500形502 同時に作られたタキ1形を専用種別変更したもの。 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 100〜105 | S0405 | 日車本店 | ライジングサン石油KK |
2 | 106〜114 | S0412 | 日車本店 | ライジングサン石油KK |
3 | 115〜122 | S0609 | 浅野 | ライジングサン石油KK |
4 | 123〜127 | S1707 | 新潟 | ライジングサン石油KK |
5 | 128,129 | S2502 | 汽車大阪 | 昭和石油KK |
【写真1505】 タキ100形103 昭和43年11月14日 塩浜操駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】