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タキ7650形7650 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ7650形は最近まで残っていたので、撮影された方も多いことだろう。 タキ7650は一形式一両の25トン積過酸化水素専用車で、荷重から想像される通り昭和39年2月三菱でタム2300形12355を改造した車両である。ちなみに三菱製の過酸化水素タンク車としては、第一号の車両だった。 外観・構造はタンク内部の皿型波除板、大型化したタンク受台。強化されたセンタアンカ部など、濃硝酸タンク車で確立した三菱製アルミタンク車の技術が各所に見て取れる。 |
タンク体は純アルミ製で、板厚は胴板13mm・鏡板16mmと厚い。タンク寸法は直径1,885mm・長さ8,500mmで、直径はタキ7500形と同寸である。 落成時の所有者は三菱江戸川化学KK・常備駅は南四日市であった。昭和46年12月、合併により会社名は三菱瓦斯化学KKとなった。コンテナへの転移により、平成15年5月に廃車となった。 |
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■主要諸元 改造年 昭和39年2月 改造所 三菱 設計比重 1.12 タンク容積 22.4m3 タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 ●上廻り |
タンク材質 純アルミニウム タンク板厚 胴板13mm・鏡板16mm タンク直径 1,885mm タンク長さ 8,500mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 ●下廻り |
台枠形式 平形 台枠長さ 9,500mm BC間距離 6,200mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KC254形 台車 TR41C→TR41DS形 (第二次台車改造) |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 7650 | S3902 | 三菱▲ | タム2300 | 12355 | 三菱瓦斯化学KK |
【写真1506】 タキ7650形7650 昭和51年3月17日 野田駅にて P:吉岡心平