タキ50形74 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
前回、タキ800(計画)形式が話題となったが、今回は原型となったタキ50形を紹介しよう。 タキ74は昭和14年11月新潟で製作されたタキ50形式30トン積のガソリン専用車で、タキ70〜74からなる5両ロットのラストであった。 面白いことに、このロットは戦前製タンク車の最大手メーカーたる新潟が初めて製作したガソリン積タキであった。 |
外観・構造は後のタキ3000形に酷似するが、センタアンカが前後2箇所に分割された点と、タンク締金が2本ある点が異なる。 落成時の所有者は新津石油KKで、常備駅は新潟臨港であった。昭和16年4月に常備駅はそのままで石油共販KKに移籍し、同年11月に常備駅は東新潟港となった。戦後は昭和24年9月に昭和石油KK所有に戻り、連合軍専用車となった。昭和27年11月羽後平沢駅常備となり、その後浜川崎を経て、昭和48年11月に廃車となった。 |
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【特別編738】070106作成R4A+ロット表R2、071207R4A2、080102ロット表R3、081027R4BY。 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 50〜52 | S0412 | 日車本店 | ライジングサン石油KK |
2 | 53,54 | S0603 | 川崎 | 紐育スタンダード石油 |
3 | 55〜66 | S0603 | 日車本店 | ライジングサン石油KK |
4 | 67〜69 | S1011 | 日車本店 | ライジングサン石油KK |
5 | 70〜74 | S1410〜1411 | 新潟 | 新津石油KK |
6 | 75,76 | S1806 | 帝国 | 北海道人造石油KK |
7 | 88〜97 | S22xx | 新潟 | 石油配給KK |
【写真1738】 タキ50形74 撮影日不明 新鶴見操車場にて P:西端慎一
【西端さんから貴重な写真を提供して頂きました】