吉岡心平のマーク

タキ3000形13349

私有貨車

 形式
索引

タキ2800形
タキ3500形

 番号
[ロット表]

タキ13338
タキ13371

 ページ
索引

特別編148
特別編150

積荷
●構造

入口


 橋本さんのリクエストは「三井物産のガソリン専用車」である。確かに妙な取り合わせだが、実際にはアセトンやトルエンなど化成品輸送のため、ガソリン専用車を転用したためだ。車歴上はタキ13230、13231、13333、13349、13353、13433、23010の7両があり、一部は日本陸運産業経由で入籍している。

 タキ13349は昭和34年汽車東京で製作された。落成時から三井物産の所有車で、一両一ロットだが、同時期に同一メーカーで、日本陸運産業が5両製作しているので、実際にはこれと一緒に

製作されたものと推定される。
 外観・構造は標準的なタキ3000形で、特に変わった点は見当たらない。なおタキ6500形アセトン専用車とは並行して増備されているが、どうやらタンク内面処理の有無が形式を別けた理由ではないかと思われる。

 所有者は三井物産KK・常備駅は桜島であった。昭和45年11月には大竹駅、その後は前川駅にそれぞれ常備され、三井石油化学のトルエン輸送などに使用されていたが、平成6年3月に廃車となった。


●関連形式 タキ3500形3530 昭和34年川崎製で、同一寸法のタキ3500形の例。

        タキ6500形6501 並行製作されたアセトン専用車。外観は酷似していた。


タキ3000形13349の写真

【写真1149の1】 タキ3000形13349 昭和59年8月12日 村田駅にて P:吉岡心平

タキ3000形23010の写真

【写真1149の2】 タキ3000形23010 昭和60年5月1日 吉原駅にて P:吉岡心平

S35年7月東急製。日本魚網船具KK所有として落成後、15日で三井物産に異動した。


【特別編149】020115作成、020129リンク追加、020623リンク追加、040211R4、050330R4A、070622R4A2、
090328R4BY、110802R4B。